2012年10月25日 (木)

今年3回目の宿泊ツーリング

以前から決まっていた18~19日のOB会の北軽井沢へのツーリングのタイミングで台風21号に121018touring01遭遇しそうな気配でしたが、出発の前日になって多少の影響はあるものの何とかなりそうな予報で当日の朝を迎えましたが、朝起きると曇り空で雨雲レーダーから途中雨に降られることも予想して最初からレインウェアを着用して出発することにしました。
121018touring02片道約300Km程度ということから出来るだけ高速は使わず、富士から西富士周遊道路を走り甲府市内に入って4年前に信玄公祭りに出掛けた際に立ち寄らなかった武田神社で参拝し、山梨の郷土料理「ほうとう」食べてから軽井沢方面に向かうようにしました。
家を出てからまったくと言ってよいほど雨に降られることもありませんでしたが、甲府を出てから途中少し雨降られましたが、小諸市内に入った頃にはすっかり天気も回復し、軽井沢に入った頃にはかなり気温も落ちておりハンドルのグリップヒーターを入れて走ったほどで、紅葉は明日の天気の回復を待ってゆっくり楽しむことにして、先ずはのんびり温泉に浸かりたいことから宿泊先に直行することにして3時半に到着しました。
121018touring04121018touring03宿には関東勢が多いことと天気も良くなかったこともあって既にほぼ全員が到着していましたが、遠くは南は熊本そして北は仙台や浜松より遠方の鈴鹿などからで総勢74名が集まりました。
5時半からの定例総会までには121018touring05121018touring06たっぷりと時間もあって湯のぼせするほど温泉に浸かり、その後総会とクラブが発足して10年目を迎えた節目として長年事務局長を務めてきたM氏からの記念講演を済ませ、大広間での大宴会となりました。
121018touring07 無論、この夜も広くもない幹事部屋に30人以上も押し寄せて明日の朝に出掛ける121018touring081957年(昭和32年)に完成し、現在ではその一部だけが残されている日本で最初のサーキットとなった浅間高原自動車テストコースで開催された今では懐かしい当時のビデオを見たり、懐かしい昔話で遅くまで語り合いました。

そして2日目の朝迎えましたが、前日とはうって変わり雲ひとつない快晴
121018touring10121018touring09朝食を済ませて先ずはバイクの手入れと、何時ものことながら出発前にはあちらこちらで夫々が乗ってきたバイクの前で品定めとバイク談義がしばしの間行われます。
121018touring119時半頃に宿を出発して目的地のテストコースに向かう途中の国号146号線沿いの温度計は8℃の表示がされていましたが、街道の木々はすっかり紅葉も進んでいてだいぶ寒さを感じました。
121018touring12 現在ではテストコースの大半が牧場の牧草地に戻されていいて、コースは群馬県の嬬恋村がこの場所を管理していてご好意で入場とコースの試走も許されましたが、現在のレース場とは違ってダートコースということもあって地盤も悪く数名の人たちは試走を試みましたが、1300ccの大型バイクの私はご遠慮いたしました。(笑
4~50分ほど浅間高原テストコースを見学した後で現地解散となり、ここからはメンバーと別れて軽井沢市内を少し散策し、121018touring13小諸~佐久市から国道141号線を走り清里高原のJR線の駅では121018touring14標高日本一の野辺山駅近くのレストラン最高地点に立ち寄って、八ヶ岳を眺めながら昼食の手打ち蕎麦に舌鼓をうち、その後は国道52号線で韮崎市~南アルプス市を抜けて駿河湾の油井まで走り、清水からは東名高速を走って夕方の太陽の沈む少し前に2日間で680Kmのツーリングを終えました。

| | コメント (6)

2012年6月13日 (水)

初夏の東北ツーリング ~後編~

さてツーリングも後半の4日目を向かえ、雨で1日延びたとはいえ遠野市から浜松までの約800kmを一気に走ることは体力的にも難しく、4日目は仙台経由で会津磐梯スカイラインを走ってからもう一日福島に宿泊してゆとりを持って帰ることにしました。

5月20日 (第4日目) 遠野から仙台、そして福島へ
120520touhoku1 前日は夜更かしをすることもなくぐっすりと眠れたこともあって朝5時前に目が覚めましたが、窓の外は白々と明るくなっており外に出るときょうも快晴で、写真では見たことのある朝もやが山並みにたなびく美しい光景を目にしました。
120520touhoku02朝早いこの時間に年配の方が田植えの準備をされていて一声掛けると手を休めてくれて暫くの間四方山話をしていましたが、前方に見えていた山並みの景色が大きく変化していることに気がつきました。  話を聞くとこの朝もやは気温が上がってくるとすっかり消えてしまうとのことで、一旦宿の戻ってから食事前に再び同じ場所に立つと今度はすっきりとした雲ひとつない美しい景色に変わっていました。
朝食を済ませて7時50分に宿を出発して、失礼とは承知していましたが予定通り事が進むかどうかの心配もあって、予め訪問することの連絡も入れてありませんでしたので、途中で携帯電話で連絡を入れご都合をお聞きしたところで、ナビを頼りに70Kmほど先のkimamaさんのお宅を目指して出掛けました。
今回のツーリングでは気温も20℃を下回らないということから120520touhoku03夏用のメッシュタイプのブルゾンで出掛けましたが、流石に遠野まで来ると朝方はやや冷え込みましたので宿で古新聞を貰い2つ折にして胸の部分に入れて走り事なきを得ましたが、流石に春の訪れが遅いのか山桜がちょうど満開だったのでバイクを止めてちょっとひと休み。
120520touhoku04出発してから1時間半足らずでkimamaさんのお宅の前にに到着しましたが、ここで少し戸惑ったのは県道沿いからご自宅に続く道(私道)は結構傾斜があってスロープも長く、その上に平らとはいえ大きな石を敷きつめた石畳の道で、いくらバイクに乗りなれているからとはいえ250kgもあるビッグバイクですから、途中で止まることもできず一気に坂道を駆け上がり平坦な場所で停車しましたが、ちょっと冷や冷やものでしたね。(笑
120520touhoku05県道側から見た道路の撮影しませんでしたので、先日掲載されたkimamaさんのブログの中に石畳道路の映像が掲載されていましたので写真の一部お借りしましたがこんな按配でした。
挨拶もそこそこにご主人がご自分で作られた屋敷の中の庭園を案内して頂き、この時の写真は数日前のブログに掲載したものをご覧頂くとして、この後はコーヒーを頂きながらご夫妻と積もる話に花が咲き時間の経つのも忘れるほどでしたが、これからのスケジュールもあり2時間程と短い時間でしたがおいとまをしました。

120520touhoku06kimamaさん宅から東北道の水沢ICに向かう途中の水沢バイパスを走っていると正面に焼石岳であろうか山並みには未だにの雪が残っていて、今回のツーリングで蔵王エコーラインの雪の回廊も行ってみたいところの一つに入っていましたが、メッシュのブルゾンではきっと寒さでぶっ倒れるんだろうなあなどと思いながら水沢ICから仙台に向かいました。
120520touhoku07仙台には昨日バイク2回目のトラブルとして、ヘッドライトバルブのロービームのフィラメントが切れていることがトンネルの中で気付き何とかハイビームで対応しましたが、夜間走行が出来ないことから再びレッドバロン(仙台市内には何と4軒も)に向かい購入しましたが今回は840円の出費でとどまりました。

店先を借りてバルブの交換を終えた時には既に1時半を回っており、120520touhoku08かねてから仙台ではツーリング仲間が必ずといって良いほど「牛タン定食」を食べに立ち寄る美味しい店があるということで、レッドバロンのお兄さんにその場所を尋ねると仙台駅が一番分かり易く、ここに行けば牛たん通りがあって、ここの120520touhoku09 「伊達の牛たん」という店がお薦めということで早速出掛けましたが、この時間でも列が出来ていて15分ほど待たされて、やっと「厚切り芯たん定食」(1,470円)にありつくことが出来ましたが、流石に天下一品で今まで食べていた牛たんは何だったんだろうというほど美味でしたね。(笑

お腹も出来たところで次に初日に行くことの出来なかった会津磐梯スカイラインを走ってから、今夜は福島泊まりで明日ゆっくり帰ることにして仙台を後にしました。
120520touhoku10福島飯坂ICで降りて2日前に通った見慣れた道路を走って初日に泊まった高湯温泉に向かうと、程なく会津磐梯スカイラインに入りましたが、少し前から雲が出はじめてきましたので猪苗代方面に抜けず吾妻小富士(1,707m)までのワインディングを楽しみましたが、吾妻小富士のすぐ麓まで来た時には何と西日が射してきました。
ここから福島市内に出て宿を探すのも面倒な話なので、2日目に泊まった飯坂温泉の赤川屋に携帯で予約をとり、夕食を途中で食べて宿に到着した時には既に7時半を回っていましたが、修理したヘッドライトの明かりで無事に到着しました。
この夜もたっぷりと金さん銀さん風呂や露天風呂温泉に入って、その後はしっかりと熟睡したことはいうまでもありません。(笑

5月21日 (最終日) 福島から浜松へ
120521touhoku1いよいよ今日で東北ツーリングも最終日、この日は随分前から早朝に金環日食が見られるということで話題になっており、朝起きて窓の外を覗くと厚い雲が一面に広がっていました。
諦めて朝風呂を浴びてから身支度を整え120521touhoku2 チェックアウトをしてから外で出発の準備をしていると既に時間的に金環食は終わっていましたが、何とあれだけ分厚かった雲の切れ間から日食用のグラスを使用せずとも部分日食を見ることが出来、それもデジカメで撮影することが出来ました。
こんなラッキーなことはないと思っていたのもつかの間、120521touhoku3走行前のバイク点検をしていると何かおかしい、良く見ると今回のツーリングでの3回目のバイクトラブル、リアタイアの空気が殆ど抜けていて何とか走行は出来そうなのでガソリンの給油をしながらガソリンスタンドに立ち寄るとチューブレスタイアであったことからパンク修理が出来るということで早速お願いをしました。
諺に「二度あることは三度ある」とはありますが、こんなこともあるもんだなあと思いながら1,500円の修理代を支払って9時にガソリンスタンドを出発しました。
ここからは時間もたっぷりあることから帰り道は東北道、東名高速のあちらこちらのサービスエリアに寄りながらのんびりと自宅に向かい、まだ太陽が西の空に輝いている4時半に無事5日間1,908Kmの初夏のツーリングを終えました。

何となく取り留めのない稚拙なツーリング紀行となりましたが、だらだらと大変失礼いたしました。

| | コメント (6)

2012年6月 9日 (土)

初夏の東北ツーリング ~中編~

前・後編の2回で今回のツーリングレポートを纏める予定をしましたが、3日目に向かった津波による三陸海岸沿いの被災地で撮影してきた衝撃的な画像とぼんくら頭の記憶の整理に手間取ったことから、今回は中篇としてこの3日目だけに焦点をあてて、最後の2日間を後編として書き込みとしました。  尚、被災地における写真の大半は枚数との関係でanimation画像としてあります。
今回は少し長くなりますので適当に流し読みとされてください。

5月19日 (第3日目) 三陸海岸に向けて
120519touhoku1 昨日とは違って快晴の朝を向かえ、いよいよ津波の恐ろしさを肌で感じることのため特に津波災害の大きかったといわれる三陸海岸方面に向かって宿を7:00に出発しました。
東北道に乗り仙台南ICから仙台南部道路を走り最初の目的地の日本三大三景で有名な松島湾に向かっている時に仙台若林JCTの手前で「仙台空港方面」の案内板を見たが、これから先の時間も読めなかったことから案内板をこれを無視して松島湾に向かいましたが、4日目に宿泊した時に福島で開催された環境放射能除染学会の研究発表会に参加さたという静岡市出身だという方と露天風呂で意気投合し話を聞いた中で「大きな失敗」をしてしまったことに気がつきましたが、この時のことについては後述いたします。

120519touhoku2先ず最初に津波の被災地とし到着したのは松島湾でしたが、観光船発着場の近くで案内をしていた方に尋ねると島の一部が崩落したり、島と島とを結ぶ橋が壊れ湾沿いにある商店の1階が泥水に浸ったりはしたが、他の三陸沿岸地域と比べると津波の被害は軽微だったようで、10年前に北海道ツーリングの帰りに苫小牧港から仙台港に降りて立ち寄った時の記憶の中のイメージと殆ど変わっていないように思えました。

120519touhoku2松島湾から国道45号線で石巻に向かい、ここから国道398号線に出ていよいよ三陸海岸線沿い最初の女川町(おながわ)に向かって走り女川港に到着した時に、以前は町並みがあったであろう場所が既に綺麗に整備がされていて、建物の基礎部分だけが残され真っさらな平地になっていた姿には我が目を疑いました。
しかし、被災以前の姿を知らない私には過去の報道以外にはどのような変化があったのか知る由もなく、漠然と更地化した港町を眺める他ありませんでした。

女川港を過ぎてからはやや海岸線を外れたり、時折眼下に海岸線を望むような切り立った120519touhoku4道路を走りながら湾に接した地域では何ヶ所か女川港同様な無残な姿を目にしましたが、午後1時を回った頃に南三陸町の志津川に到着した時に見た光景は更に広範囲に及ぶ町全体が津波の被害を受け、ここでも家並みで見えるはずもないであろう海が一面に見渡せました。
1年以上が経過した現在ですが写真のように瓦礫などの整理がされ綺麗な更地となってはいますが、これから先護岸工事等を含めた再整備が進むことが避難先から安心できる地元への復帰の条件となるかと思いますが、現地を見た限りでは復興への道のりは険しくまだ先のような感じがしました。

次に北上して気仙沼市に向かい国道45号線から脇道に入り気仙沼港に行くと、120519touhoku5流石に大きな漁港だけあって被害の規模は広範囲にわたっており、幾つかの頑丈な建物は残されたままだが、ほぼ更地化した荒野のような街中をナビを頼りに何とか港の中心部まで辿りつきました。  瓦礫の処理はかなりのスピードで進んではきており、港からだいぶ離れた場所では新しい建設も幾つか始まっている姿を目にしましたが、ここも完全復興までにはまだまだ長い期間を要するように思いました。
120519touhoku6そして津波の凄さで更に衝撃を受けたのは、どうしてこれだけのものが港から約800mもの距離を流されたのか、全く想像もできない程の大型漁船「第十八共徳丸」(全長60m、総トン数330t)がほとんど無傷のような状態で道路沿いに横たわっていた姿でした。

後日、この写真の正確な位置をネット確認したところSankeiPhotoのパノラマ写真館に昨年の4月13日から4回にわたって同じ場所から撮影されたパノラマ写真(360度)がありましたが、ここをクリックして左上のサムネイル画像を順次クリックすると被災以降の現場周辺の変化(最初に今年2月26日が表示される)がお分かり頂けます。

上記のサイトはその後閉鎖されました。
「第十八共徳丸」についてはここをクリックすると関連映像がご覧になれます。
 
そして三陸海岸沿い最後の訪問地として陸前高田市に入りました。
120519touhoku7 国道45号線を走っていると海岸線の方向に、これも数回となく報道された松林の中で唯一生き残った「奇跡の一本松」が見えてきたのでかなり近くまで近寄ってみたが、どうやらまつは根が海水に長期間浸かり生育絶望となってしまったようでした。
少し気になる点としては、右上の写真では少し分かりにくいのですが、一本松の左手に見える護岸工事は高さもなく、まだまだ心もとないという気がいたしました
ここ陸前高田の広田湾は大変懐の広い湾で、それだけに5~6Kmも続く海岸線の町々の被害も大きく、海岸から僅か数100m先のところを走る国道45号線や県道を津波が乗り越え、あまりにも平坦な地形ということもあって2Km以上も先の山手のところまで民家という民家を全て飲み込んでしまったようで、更地化した土地の面積では今まで見てきた中では最大だったように思います。
120519touhoku8陸前高田で特に気になった点は、瓦礫の山はその前を走り向けていくダンプカーの倍以上もの高さとなって途方もなく延々と続いており、これから先どのようにして廃棄処理をしていくのか、現在各地方自治体への協力要請もされている中で、焼却瓦礫の放射能汚染が疑われるといった単に風評的な噂だけで受け入れ反対を叫んでいる人達もいますが、先ず現場に行ってよく見てみろと言いたい気持ちになりましたね。

120519touhoku9 さて、陸前高田を見た後でここから国道340号、283号線と乗り継いで昼過ぎに予約をしておいた遠野市の遠野ユースホステルに夕方6時近くに到着し、本日の363Kmの三陸海岸の旅を終えましたが、少しでも早い復興が出来ることを願わずにはいられない旅となりました。
陸前高田から遠野に来る途中のトンネルでの走行中に今回2回目のトラブルの発生に気がつきましたが、このことについては後編で・・・。

最後に冒頭に述べた「大きな失敗」ということについてですが、今回見てきた三陸海岸は私達の住んでいる海岸線とは大きく異なり、陸地は起伏が多く急な傾斜の山地が海岸にまで迫り入り組んだリアス式海岸で、湾の部分だけが平地部分の少ないという特殊な地形で、この点では海岸線から約1Kmに位置する滑走路が水没した仙台空港のある地域(名取市、岩沼市)は海岸線にほぼ100mほどの砂浜松林を持ち地形が遠州灘と比較的に類似していて、既に仙台空港は早期な復興もされていることから、この地域の状況が参考になるのではないかと言うことでしたが、滞在の延長もままならず立ち寄らずに帰ってきてしまったことでした。

| | コメント (6)

2012年6月 3日 (日)

初夏の東北ツーリング ~前編~

今回のツーリングについては5月25日のブログで概ねの日程やルートについては触れましたが、しかしツーリングは初日を含めて3度のバイクトラブルが発生し、降雨によって1日延期となる旅となったりと今までとは違った大波乱のツーリングとなり体力的な部分での影響も出ましたが、無事に5日間で延べ1,908Kmのツーリングを終えました。
ブログへは写真の編集の遅れもあり2回に分けて掲載することにしました。
尚、ブログ上での写真枚数を減らすためアニメーション処理をしましたので、ポップアップした画像の左上部分に「animation」と表示されたものがそれに該当します。

5月17日 (第1日目) あわや電車で帰宅か・・・
120517touhoku1 今回のツーリングの集合場所である福島県の高湯温泉には午後3時半からの受付ということもあって、途中数回の休憩を取りながらのんびりと出掛ける予定で、朝の7時少し前に新東名高速の浜松浜北ICに入り、120517touhoku2最初の休憩は天気が良ければ駿河湾が一望でき遠くには清水の三保の松原まで見渡せるという駿河湾沼津SAとしましたが、残念なことに空は雲ひとつない快晴でしたが遠く靄(もや)がかかっていて直ぐ近くに見えるはずの伊豆半島さえ霞んでハッキリと見えませんでした。
休憩を終えて新東名高速から御殿場JCT経由で東名高速に乗り、足柄SAで1回目の給油をした時に何故か硫黄のような匂いが僅かに漂っているように感じましたが、これは後から気がついたことですが過充電によりバッテリーの温度が上がって加熱していたことが原因で、給油を終えて30分ほど走って厚木ICを過ぎて間もなくしたところでエンジンストップという最悪の事態を迎えてしまいました。
バイクは自動車と違って系列販売店という組織が弱く、このようなことも考えて日本国内に300余の店舗を誇るレッドバロンでの購入をしてあったので、120517touhoku3早速インターチェンジ近くにある厚木店に電話をいれて車の引取りと修理の依頼し、30分ほど過ぎたところで軽トラでピックアップしてもらい厚木店に到着した時には既に10時を回っており、120517touhoku4到着と同時にあらかじめ用意してもらっておいた新品のバッテリーに交換をしたものの、案の定過充電を制御するためのレギュレターが破損していて交換を余儀なくされてしまいました。
突然のことで代替部品はあるはずもなく修理不可能で、あえなく電車での帰宅と諦めていたところ、なんと私と同じバイクが中古で店内にあるということが分かり、取り外して中古品価格でOKということになり無事に修理を終えましたが、それでも掛かった部品代と工賃で何と38,000円(内バッテリーが21,400円)と初日早々痛い出費となりましたが、電車で帰ることを考えれば大変救われた思いでした。
そんなこんなで修理を終えた時には既に昼も回っていて大きく3時間半以上もロスをしてしまいましたが、スタッフへの120517touhoku5お礼もそこそこに再び厚木ICから東名高速に乗りひたすら福島の高湯温泉「玉子湯」に向かいました。
厄介なことに東北道の那須高原あたりまで来た頃から空模様が怪しくなり合羽を着用して走行しましたが、強い雨に見舞われることもなく宴会開始の15分前に無事570Kmを走り宿に到着しました。
120517touhoku6120517touhoku7今回の参加者は熊本から1名の参加を含め55名と例年よりやや少なめでしたが、昨年は参加できなかったこともありメンバーとは1年振りの再会でこの後の宴会そして2次会と時間の過ぎるのも忘れ現況や昔話に花が咲きました。

5月18日 (第2日目) 雨の福島で温泉三昧
120518touhoku1悪いことに天気予報がピタリと当たり朝起きると小雨が降っており朝食を済ませた朝の9時に現地解散となり、参加した私以外のメンバーは120518touhoku2三々五々自宅に向けて帰っていきましたが、東北方面にはそれ程簡単に来られるものでもなく、仙台方面では夕方まで強い雨が降り続くとかで、これも今日限りの雨の予報で明日からは快晴になるということなので大枚1,500円(昼食付き)を払って玉子湯の日帰り温泉で温泉三昧でのんびりと雨をやり過ごすことにしました。
120518touhoku3玉子湯は庭園内にある湯小屋や露天風呂、足湯をはじめ、お風呂の数は7種類と豊富で、昨夜は暗闇の中の庭園を歩いて風呂に出掛けましたが、今日は八重桜の咲く新緑の庭園の中で昼食をはさんで横になったり風呂に入ったりとのんびりと過ごせました。
1時半頃には雨も上がりロビーでコーヒーを飲みながら福島市内の安い宿を探していたところ、ショップのお姉さんから30Kmほど先の飯坂温泉に格安で泉質も良いという宿を紹介と予約までして頂き、ついでに飯坂温泉界隈で時間のつぶせる面白そうなところまで教えてもらいましたので、2時を回った頃に玉子湯を後にしました。
途中桃の木の立ち並ぶフルーツラインを走ると間もなく飯坂温泉街に到着しましたが、120518touhoku4先ず最初に教えて頂いた旧堀切邸に出掛けてみました。  江戸時代から続いていた大庄屋で当家からは近代国家の歴史に名を残す多くの人材も輩出されたとのことで、120518touhoku5平成22年に一般開放され現在では福島市が管理しておりスタッフの方に母屋の中を案内して頂きましたが成るほどと頷ける立派なものでした。  次に片岡鶴太郎美術庭園に向かってみましたが、建築と庭園を融合したおもてなしの空間ということでレストランを経営する松屋が片岡鶴太郎とプライベートブランドとしてこの地に設けられたようですが、他に人影も見えず私も早々に引き上げてきました。  120518touhoku6 この後で明治大正ガラス美術館に行ってみましたが、土曜・日曜日のみの開館ということで、宿にチェックインする前にショップのお姉さんに教えてもらってあった「餃子のひたち」という焼肉と餃子の店に行き焼肉と餃子を注文したところ、餃子は1人前で20個の円盤餃子(1,100円)以外メニューになく焼肉を諦めて餃子のみとしましたが、あまりのボリュームに最後は目の回る思いでしたね。(笑
120518touhoku7食事も済ませたところで予約しておいた赤川屋にチェックインしたところ、この宿には平成7年に一時期TV等でも話題となった「金さん、銀さん」も宿泊されたとかで、長寿にあやかって黄金風呂に入ったり露天風呂を浴びたりと、この日は何回湯船に浸かったか分かりませんでしたが、TVで翌日の快晴の天気予報を確認し、この後はぐっずりと眠りました。
この日の走行距離はツーリングでは今までに経験したこともない僅か34Kmでした。  

| | コメント (6)

2012年5月25日 (金)

東北ツーリングから帰って

17日に福島県の高湯温泉に集結したOB会定例のツーリングに参加して、翌日の朝にメンバーと別れてから仙台を経由して昨年の3月11日の東北地方太平洋沖地震による津波での被害が大変大きかったという三陸海岸地帯(特に石巻から南三陸町、仙台そして陸前高田までの海岸線)を回って、今後予想されている東海・東南海地震のこともあって、我が家も海岸線から僅かに1.7Kmということもあり、TV報道等による知識だけではなく実際にどれ程大きな被害であったのかを自分の目で確かめることを目的として一人旅を計画しました。
ところが出発の3日前までは予定した期間中の天気はマークのみで快適なツーリングが出来るものと思っていましたが、その後気圧配置の変化によって東北地方の2日目の天気予報は出発の2日前にマークに変わり、出発前日にはとうとう/となってしまいました。
結果的には天気予報が的中して2日目はとなってしまい、降雨の中で三陸海岸地帯を走ることを避けることから天候が回復した3日目から走ることにしたことから4泊5日でのツーリングとなり21日に無事に帰宅したものの、5日間での走行距離も1,900Kmを越して連日の疲れが溜まったことと、特に上腕筋の筋肉痛などによってこの3日間ほどは無気力な状態が続き、矢張り年齢相応の走りをしなくてはいけないものだとつくづく反省をしております。(笑
今回のツーリングは遠方でもあり度々訪れることも難しいことから、120525touhoku出来ることなら折角の機会でもありこのブログにもお見えいただくkimamaさんのお宅にもお寄りしたいと考え、三陸海岸沿いの被災地を走った後で遠野市に宿泊し、翌日の午前中にご自宅にお邪魔して2時間ほどお会いする機会を得たことを付記しておきます。
写真はご主人に敷地内に池や小川を配した広い庭をご案内して頂きましたが、あちこちにとても配慮の行き届いた植栽がされていて、色とりどりの花々にも今までにブログで拝見させていただいた以上に感動そのものでした。

東北ツーリング紀行については未だ撮影してきた画像の処理もままならず、これから先に気力体力が戻ってきた段階でのんびりと気長に纏めることと致します。

| | コメント (8)

2012年4月21日 (土)

春の一泊ツーリング 白川郷と根尾の淡墨桜

昨年は家内の2回の手術等があったことから、退職後にOB会で年に3回計画されているツーリングも全てキャンセルしたために、年間でのバイクによる走行距離も1000Kmを僅かに越したのみでしたが、今年はその心配もなくなりましたので、今回は浜松支部のOB会で今年最初に計画した17~18日の一泊二日での「春のツーリング 白川郷と根尾の淡墨桜」に出掛けてきました。
最近の天候はとても不安定で天気予報も出発前の一週間前からコロコロと変わり、出発の3日前になって初日は/マークとなってしまい、今年初めてのツーリングが合羽のお世話になるのかと思っていましたが、その後マークに変わり前日には何となんとマークとなりました。

120417touring1初日は朝から雲ひとつない快晴で白川郷方面もこの2日間は天気が良いという予報で、集合場所を定刻の8時に出発し先ずは順調な滑り出しとなりました。
R257で愛知県に入り、R256からR19(中仙道)を北に向かい最初の休憩地の「寝覚の床レストハウス」に到着した頃に、120417touring2 北の方角から流れの速い黒い雲があっという間に覆いかぶさってきて、雨雲レーダーを早速確認したところ1時間くらいで通り過ぎるということなので少し早い昼食にしてやり過ごすことにしました。  食事が配膳されてきたころから雨が降りはじめて、そのうちに大きな音がしはじめたと思ったところ雨に混じって中には1cm程もある雹が降ってきました。
1時間少しで雨も小降りになりここで仕方なく合羽を着用して先に進むことにしましたが、幸いにもR19からR361に入り高山市街に向かって開田高原を走りはじめて20分位したところで雨も上がり、120417touring3その後はすっかり青空に変わりワインディングロードをバイクでしか味わうことの出来ない快適な走りを楽しみながら白川郷に向かいました。  白川郷に来る途中の山並みでも道路際の斜面に未だに残っている根雪を見かけましたが、白川村に到着すると田圃の中にまで雪が残っているのには流石にビックリしました。
120417touring4_2宿泊先の民宿合掌乃宿 孫右ェ門には4時半に到着しましたが、別ルートでやってきた4名は既に到着しており今回の14名が終結来ました。  
120417touring5合掌造りの家の中に入るのは初めての経験で、中に入ると食事の出来る大広間があり囲炉裏がありましたが、これまた初めての体験で木を追加した時にくすぶり始めるには閉口しましたが、建物のためにはとても良い効果があるようですね。
夕食までには時間がありましたので明るい間に外に出て散策をしてみました。
120417touring6 合掌村には過去にも来たことはありますが、その都度多くの観光客でのんびりと景色を楽しむことも出来ませんでしたが、資料館や民芸館は以前にも入ったことがありましたので、今回は合掌造りの家の風景写真を求めて歩いてみました。  日が西の空に少し傾いていましたので、思っていたよりも気に入った写真が撮れたように思います。
120417touring7夕食を済ませてから近くにある天然温泉の白川郷の湯まで歩いて出掛けました。  合掌村で唯一の温泉施設でミシュランガイドの評価でも3☆を貰っているとかで、ドイツから来たという外人さんも入浴されていました。
とても良い風呂で湯冷めすることもなく宿に戻ってから2次会がはじまり、夜の10時半には囲炉裏も火も途絶えてお開きとなりました。

120417touring82日目のスケジュールは8時半に全員での記念撮影を済ませ、ここで現地解散として思い思いの行動ということにしましたので、ここからは別ルートを回って帰るメンバーと別れて8名で根尾の淡墨サクラ公園に向かうことになりました。
120417touring10民宿を出て最初に白川郷合掌村が見渡せるという城山展望台に向かいました。  降雪の時期には雪景色を求めてどの宿も早くから予約客で埋まってしまうということで、その景色が見れなかったのは残念でしたが、遠く白山国立公園の中央にそびえる白山(2,702m)を背景に広がる景色はとても雄大で美しいものでした。
公園には桜の木がありましたが、ここではまだ蕾が硬く閉じたままでした。
120417touring9景色を見終えたところで淡墨サクラ公園に向かう途中にある御母衣(みぼろ)ダムに立ち寄りました。  このダムは岩石や土砂を積み上げて建設されたロックフィルダムで、現在でも多くのダムの建設にはこの方法でので建設が進められているようです。
目的地を変更したために御母衣ダムからは少し走って東海北陸道の高鷲(たかす)ICに向かい関広見ICまでの高速を走り、更にR148で淡墨サクラ公園に向かいましたが、ここに到着した時には既に午後1時をだいぶ回っていました。
120417touring11根尾の淡墨桜は2年前の春に見た福島県の三春の滝桜同様に日本三大桜を名乗るに相応しい何れも劣らぬ風貌で、三春の滝桜は枝垂桜でピンク色でしたが、根尾の淡墨桜はウバヒガンザクラという種類で花びらはやや小さめで蕾の時は薄いピンク、満開に至っては白色、散りぎわには特異の淡い墨色に変化するとかですが、この変化するところを全て見られないことが少し残念な気がしました。
これで日本三大桜のうちの2つを見ることが出来て、今回のツーリングは合掌造りの宿と共に十分に堪能できたものとなり、2日間で静岡県~愛知県~長野県~岐阜県と4県の670Kmを走破した旅を無事に終えました。

  ---------- ・・・・ ---------- ・・・・・ ---------- ・・・・・ ----------

その後、YouTubeを楽しむ機会が出来て撮影した映像を編集して稚拙な動画を作ってみましたので、よろしかったらご覧ください。 (2017.1.29 追記)

| | コメント (4)

2012年4月15日 (日)

新東名高速道路、ちょこっと走り初め

現在の東名高速道路(以下「東名高速」)が1969年に全線開通してから43年間が過ぎるますが、今回新しくもう1本の大動脈となる新東名高速道路(以下「東名高速」)が4月14日の15時に開通しました。
今回開通された区間は三ヶ日JCT~御殿場JCTまでの162kmですが、私の家からは新東名の一番近いインターチェンジは浜松浜北IC21Kmあり、今まで利用していた東名高速の浜松ICまでの13Kmに比べて距離的にはやや遠くはなりますが、2本の高速道路による渋滞緩和はかなりの効果が期待でき長距離での選択肢も良くなりました。

さて、進化した高速道路を開通の初日にバイクでの初乗り走行を予定していましたが、当日は朝から生憎の雨模様で開通時刻が近づくにつれて雨は上がりましたが中止し、今日は曇り空ながらも薄日も射し天気も回復したことから早朝に茄子やらピーマンの植付けを終えてから颯爽と新東名高速に向かいました。
120415sintoumei1今回の初乗りは東名高速の浜松浜北ICから乗って浜松SA~浜松いなさJCTで東名高速と連結する三ケ日JCTに向かい、ここから東名高速で三ケ日IC~浜松西ICまでの43.6Kmと僅かな距離でしたが、浜松浜北ICに入りランプウェーを抜けるとそこには片側3車線の快適な道路が続いていました。
120415sintoumei2 先ず名古屋方面に向かって走り出して6Kmほど進んだところに最初の目的地のサービスエリアNEOPASA(ネオパーサ)浜松がありましたが、なんとランプウェーの入り口から既に車の大渋滞でした。
バイクの私は路肩を失礼しましたが、多分皆さんは15分以上は十分待たされたのではないでしょうか。(笑
120415douga NEOPASAとはこれまでのSAやPAにない新たなコンセプトに基づき「未来を予感させる商業施設」を目指して名付けたということのようですが、駐車場にバイクを止めて早速NEOPASA浜松の中に入ってみましたが、ざっとこんな感じのところでした。(パラパラ写真です)
NEOPASA浜松内は確かに今までとは違った感じですが、30分ほど掛けてサービスエリア内を足早にを回ってみましたが、一つ残念なことは食事や買い物が主体でもう少し休憩施設としてくつろぐことの出来る場所が欲しかった感じがいたしました。
トイレはとても綺麗でお子さん用の洋式便所にはつい笑ってしまいました。
駿河湾沼津SAは景色も良く色々と珍しいものもあるとか出掛けるのが楽しみです。

サービスエリアを後にして今回の終点となる浜松いなさJCTに向かい、そこから東名高速と連結する三ケ日JCTまで走って東名高速に出ましたが、ここでびっくりしたことは東名高速が長い間使用されてきたとはいえ、東名高速に比べ路面の凹凸が身体に感じられ、特にバイクという特性からも小刻みな振動が直接身体に感じたことは大変気になりました。
また走行時には気がつきませんでしたが、午後遅くなって多分三ケ日JCTでの合流地点での合流渋滞かと思いますが、休日とはいえ下り方面に向かう渋滞が15Kmとも報じられていましたので、この先の5月の大型連休での渋滞も気になるところです。
そしてこの東名高速は災害発生時にはこの東名高速の代替道路として機能を果たすとも言われていますが、兎にも角にもその様なことで道路としての機能を果たすということのないことを考えながら結びとします。

| | コメント (4)

2011年7月12日 (火)

風蘭の開花とバイクのユーザー車検

今年は梅雨の入りが随分早めでしたが、梅雨明けも7月8日と平年より13日も早く、いよいよ暑い夏がやってきましたが、これからどんな暑さになるのかがちょっと心配です。

かれこれ5年ほど前になりますが、お隣の槇の木に小さな綺麗な花が無数に咲いていて風蘭ということを知り、110712fuuran1最初の時は木に紐で縛っておけば自然に木に自生していくということで、このうちから1株を頂いて柿の木に紐で縛っておいたところ一年ほど経過して根が柿の木にしっかり根づいていました。
しかし、その後は根は確実に伸びてはいましたが、110712fuuran2あまり株が増えていくような様子もなくそのまま放置してありましたが、先日このブログにもお見えになるtenmankyさんの風蘭に花が咲いたことを知り3日ほど前に確認したところ、株は移植当時僅か3株ほどであったものが大小合わせると8株ほどにも増えていて、その中の大株の2つから4本花軸が伸びたくさんの蕾が見えました。
110712fuuran3風蘭の開花についてもまったく初めてのことで知識もなく、何時開花するのかも分からず今朝確認に行ったところ蕾であった半数ほどが既に開花していいましたが、多分前日に開花が始まったものと思います。  風蘭の花の数はそれ程多くはありませんが、小さな白い花からとても素晴らしい芳香が漂ってきましたので、これがもっと増えた時には更に素晴らしい香りが楽しめるように思いました。
110712fuuran4風蘭については最初のものを移植した直後に園芸展が開かれてその折に朱天王と名のついた紫色をした花だと言っていましたが購入し移植をしておきましたが、こちらも移植した時よりも葉の数は増えてはいるものの未だに開花には結びつかないようですが、2つ合わせて来年以降のこれから先がとても楽しみになります。

あっという間に月日の経つのが感じられる今日この頃ですが、まだまだと思っていたバイクの車検の有効期限(7月14日)が迫ってきました。
半月ほど前に自動車検査登録事務所に出向いて必要な書類は全て準備はしておきましたが、連日の猛暑で少し怠けていましたが中々暑さが治まる様子もないことから受検の直前になってから重い腰を上げ2日ほど前にやっと車両整備をしました。
110712shaken1昨年の秋に駆動や制動関係に関連する保安部品や油脂関係については新しいものに交換する等と十分な手当てを済ませてありましたので、今回は調整を主体とした整備点検をしました。
排気量が1300cc、車体総重量380Kgということから、何といっても後輪を自由に回転させるための作業が一番大変なことですが、2年ほど前にジャンクショップで300円で売られていた簡易型のジャッキを購入したところ、僅か30秒程度で何の苦労もなくセットすることが出来て、それ以来随分点検調整の作業がはかどるようになりました。
車検の受検申込みに当たっては昨年の12月からインターネットの予約システムに一本化され、早速先週の7日に申し込みをしたところ何故か車検の受験ラッシュのようで、やっと今日(12日)の第2ラウンド(am10:30~12:00)が滑り込みで予約できました。
朝起きて書類の確認とバイクの灯火器類をもう再度確認を済ませ、自動車検査登録事務所に出向き、車検に係る諸費用(重量税:4,400円、受検手数料:1,700円、自賠責保険:14,100円)の収入印紙を購入し、ユーザー車検の受付を済ませました。
110712shaken210時30分になって検査場の前には数台の車が並び、私は3番目で受検をすることになり検査場に入って検査官による車両の整備状況の検査がはじまり、いよいよ車両の台上検査装置となりましたが、2年前の車検時には自動車と併用した台上検査装置であったものが、昨年から新設された2輪専用の設備になったことと、2年に1回の受検ということから、検査装置の操作手順が中々呑み込めず心臓がパクパクもんでしたが、制動スピードメーター光軸の検査のいずれも一発合格で終えることが出来ました。

全体の流れとしては事務手続きで約30分、110712shaken3 待ち時間20分、車両検査とテスト10分とほほ1時間程度で車検の受検は終了し、最後に検査標章を受領して全てを終え、新旧検査標章の貼り換えについては自動車とは違ってバイクの場合には検査標章はナンバープレートに取り付けをしますが、早速新しいものに切り替えておきましたので、2年間はまたのんびりとツーリングが楽しめます。
これで今回も車検を業者に依頼した場合に支払う約30,000円強の臨時出費が今回も助かりました。(笑

| | コメント (4)

2010年10月21日 (木)

秋の2泊3日のバイクの旅

この時期の秋の空は気まぐれなもので、予めスケジュールを決めているバイクでの宿泊ツーリングには本当にやきもきさせられます。
今回の計画は14日に元の勤務先をリタイアしたメンバーで構成するツーリングクラブの年次総会が栃木のツインリンクもてぎで開催されることから、それを終えてから日光と東京スカイツリーの見物も兼ねて14~16日の2泊3日で出掛けることとしましたが、週間天気予報ではまたは/の予報で、どうやら合羽のお世話にはならなくてすみそうでしたが準備だけは整えて出掛けてきました。

出発当日は東名高速道路の集中工事ということもあり、101014motegi01事前にネット確認をしたところ浜松~富士がかなりの渋滞予想のため、この区間を避けて浜松から富士には良く利用している国道一号線のバイパスを利用するために朝の7時半に家を出発しましたが、とてもスムーズに進んだことから目的地のツインリンクもてぎには集合時間の2時間も前に到着してしまいました。
101014motegi00今回の予定には年次総会の前にツインリンクもてぎの中にある国際レーシングサーキットを試走することも計画されていましたが、私達の試走は4時30分からということで時間も充分あることから既に到着していた面々と挨拶を交わした後で、ホンダ車を初めとした国内外の名車を展示・動態保存する「ホンダコレクションホール」をのんびり見て回りました。
101014motegi06101014motegi02いよいよ試走できる時間がやって来てパドック前のピットレーンに集合し、101014motegi03係員からの説明でリタイアグループの集まりということもあってコースの週回数は2周、最高速は120Km/h以下でというお達しでスタートし、最初の一周は最初はゆっくりと走りはじめ徐々に加速しながら、先導車もややスピードを上げて最初に釘を刺された速度よりも上回り、僅か2周目だけの試走でしたが参加者全員が楽しんだひと時でした。
101014motegi04この後は付設するホテルに全員が集まりましたが、101014motegi05今回のツーリングの参加者は4輪での参加者も合わせて過去最大の74名となり、参加したバイクの台数も九州からの2名を合わせて54台と大変な賑わいで、この後はゆっくりと風呂を浴びてからは総会と大宴会と久し振りの再会ということもあって楽しいひと時を時間の忘れるほどに楽しみました。

二日目は朝起きると空は一面の鉛色でどうやら路面が濡れている感じでしたが、TVで8時を回った頃からはからになるということで、101015motegi01食事を済ませて駐車場に出た時には青空も見えはじめ、今日は真岡市内にある元の勤務先の栃木製作所(かつてのNSXの生産工場)の工場見学が企画されていたので参加し、昼少し前まで工場見学をしたところでメンバーとは別れ、夜は都内の義兄宅に宿泊を予定していましたので、ここからまだ少し早い日光の紅葉といろは坂のワインディングを楽しむことにしました。
101015motegi02東北自動車道の宇都宮ICから日光宇都宮道を走り終点の清滝ICで降りていろは坂に差し掛かる頃に辺りの景色は黄色ややや赤色に色づいてはきておりましたが、数年前に来た時に比べまだ101015motegi03 紅葉というには少し早異様な感じでしたが、これもこの夏の猛暑の影響だったのでしょうか。
いろは坂を快適に上に向かって行くにつれて、着ているブルゾンが濡れるような心配はありませんが少しずつ霧が出はじめて、中禅寺湖に到着するとすっかり霧で覆われて湖がぼんやり霞んで見えるほどでした。  
101015motegi04101015motegi05駐車場で華厳の滝が見えるかどうか聞いたところ、多分見えるであろうということで遊歩道を歩いて行くと、山の下の方から霧がかなり早い勢いで吹き上がって周りの景色があっという間に変わるほどで心配しましたが、どうやら華厳の滝の撮影をすることが出来ました。
金曜日というにもかかわらずかなりの人出で流石に景勝地「日光」という感じでしたが、今日はここから義兄宅に向かい5時少し前に到着しました。

さて、3日目は既に400mを裕に越したという東京スカイツリーの見物ですが、義兄宅からバイクで僅か10分足らずで行けるところですので、のんびり朝食を済ませてから9時半過ぎにおいとまをして出掛けました。
上野から浅草に回って浅草寺の雷門前を走るとさすがに土曜日ということもあって、101016motegi01この時間帯でも人出は凄く今回は素通りをして先ずはスカイツリーの建設現場近くに行ってみましたがやはりここも予想通りの人出でした。
バイクを道端に駐車して(ここがバイクの良いところ?)早速工事現場に行ったところ現在の塔の高さは488mとのことでしたが、なぜかそれ程の高さに思えませんでした。
現場近くをさらっと見たところで、義兄から事前に面白そうな撮影ポイントなどを教えてもらってありましたので一回りして撮影してきました。  少し残念だったことは快晴ではなく遠めに見る東京スカイツリーがやや霞んで見えたことでした。
101016motegi02101016motegi03101016motegi05101016motegi06101016motegi04



多少道を間違えながらも何とか写真を撮り終えたときには既に11時半を回っておりましたが、ここから家に向かうには時間も早いことから、高速湾岸道路を走り行ったことのない三浦半島をひと回りしてみることにしました。  駒方ICから首都高速に乗って高速湾岸線を横浜方面にかなり行ったところで、東京スカイツリーの直ぐ脇を流れている川の500mほど東に行ったところの十間橋の上から川面に映る姿がとても素晴らしいという撮影ポイントを一ヶ所周り忘れていましたが、これは次回出掛けた時にでも行ってみることにしようと思います。
高速湾岸線から横浜横須賀道路を走っている頃には既に12時半も回っており、昼食休憩のために途中の横須賀PAに立ち寄ったところ、101016motegi07横須賀海軍カレーの文字が飛び込んできましたのでどんなものかと早速注文(700円)をしましたが、横須賀海軍カレーの特徴か小麦粉を炒めて作ったルーを使うことのようで、配膳された食器も軍隊らしいスチール製のものが使用されており、珍しいことに牛乳もついていましたが、これも欠かせない特徴のようで、大変美味しくいただけました。
101016motegi08一服したところで三浦市内を走って半島の先端にある城ヶ島に向かって走ると道路の回り一面にかの有名な三浦大根とおぼしき畑があたり一面に広がっており、菜園大好き人間としてはバイクを止めて緑の絨毯を早速ゲットしましたがどこまでも続く見事なものでした。
ほどなくして城ヶ島に到着しバイクを止めて城ヶ島の先端にある安房(あわ)岬灯台まで歩いていきました。  灯台は独特な形をしたもので波打ち際の直ぐ傍にあるのも大変珍しいものでした。
101016motegi102時半を回ったところで東名高速の厚木ICに向かう途中で鎌倉大仏を拝覧してから帰ることにしましたが、国道134号線から大仏のある境内の僅か500mほどの道路は身動きの取れない程の渋滞で、なんとか脇をすすり抜けながら5~6分で駐車場まで行き短時間で拝覧を済ませ帰路に着きました。
土曜日ということで高速休日特別割引の影響で渋滞の心配もしましたが、既に前日までに集中工事も終了しており道中は全く渋滞もなく、天候にも恵まれこの3日間で走行距離1,143Kmのツーリングを終え夜の7時に無事に帰宅しました。

| | コメント (8)

2010年9月 2日 (木)

富士山五合目へ涼を求めての脱出ツーリング

いよいよ9月に入ったというのに中々涼しい秋のやってくる気配もなく、今日も太平洋沖にどっしりと居ずわっている高気圧の影響で太平洋岸は今日も青空の広がる良い天気だが、強い陽射しの影響で大気の状態は不安定とのこと・・・。
昨日(9月1日)は朝起きた時に温度計は早くも30℃を指しており畑造りもひと通り済ませてあることから、前日に天気が良ければツーリングに出掛けると家内に伝え、ナビに目的地の設定も済ませておいたので、朝食を終えてから8時ちょうどに自宅を出発した。

100901fuji01先ずは浜松ICから東名高速で富士川SAに向かい富士山のチェック、富士川楽座の建物の脇に普段なら綺麗な富士山が望めるところですが、矢張り天気予報の通り雲が張り出していて、写真でも何とか判りますが雲の上に山頂だけが僅かながら覗いているという程度でした。
100901fuji03100901fuji02富士川SAのETC専用ゲートとで降り、ここから一般道で富士宮市内にある富士山本宮浅間大社に向かいましたが平日で10時に到着したということもあって殆ど人影もありませんでしたが、拝殿で交通安全と富士山の天候に恵まれるようにと祈願をしてきましたが、ここでもブルゾンを脱いで半袖のTシャツになって歩いていても汗が額から出るほどでした。

浅間大社から目指す富士山宮口五合目の駐車場までは35Kmほどで、100901fuji04 富士宮市内の混雑している通りを抜けだいぶ以前から無料化をされた富士山スカイラインを目指して走ってると上空は真っ青な青空ですが、100901fuji05 目指す富士山には富士川楽座で見た時よりも雲がすっぽりと覆いかぶさっていいて心配をしましたが、富士山スカイラインに入ってから快適に走っているうちにその心配も少しずつなくなり雲の切れ間からこの時期ではまったく雪も見られない山頂も見えてきましたが、これは100円玉のご利益のお陰かな。(笑
目的地に近づくと観光バスのお尻を走らされてややいらいらしましたが、100901fuji06100901fuji07100901fuji08無事に11時20分に標高2,400mの富士山宮口五合目の駐車場に到着すると既に関東、関西方面からも何台かのバイクが来ており、下の方の駐車場にも昨夜から山頂を目指したと思われる車などで一杯で、駐車場から眼下を見下ろすと矢張り途中でも出合った霧の影響でしょうかあまり景色は優れませんでしたが遠くに愛宕山が見てとれました。  近くの案内所に設置された温度計を見ると気温が23℃を指しており思ったよりも低くはありませんでした。
100901fuji10100901fuji09折角ここまで随分久し振りに来たということもあり、20年近く前に山頂を目指したこともありましたが、約20分ほどで到着できる新六合目(2,490m)まで登ってみることにしました。
歩き始めた時の気温が23℃ということもあって、最初はメッシュのブルゾンでも汗は出ませんでしたが、100901fuji11100901fuji12 少し登ると矢張り汗が出はじめ半袖のTシャツになりましたが、それでも強い陽射しの影響で汗が出るほどで、下山してくる人たちと「こんにちは」、「お疲れさん」と言葉を交わしながらバイクブーツで一生懸命に新六合目を目指しました。
ここまで来たところで以前に山頂を目指した時には向かう方向が違うことから行かなかった宝永山が新六合目の山小屋から更に15分ほどかけると宝永山の全貌と火口も見渡せる場所まで行けるということで歩いてみました。  100901fuji13登山口から約35分ほどで到着した標高2,500mまでくると僅か100mほどしか登ったわけではありませんが、気温は2~3℃下がったような感じで、完全に汗も引き吹く風は清々しく、ここから眺める宝永山はとても素晴らしい眺めでした。  100901fuji15
ここまで来るとすっかり足元は火山灰の影響ですっかり真っ白になっていて、ここから宝永山の山頂までは案内板に約55分で到着すると書かれていましたが、12時を既に回っていて腹ペコとなりましたので下山することにし、駐車場に着いた時には12時45分でした。

100901fuji16 先ずは腹ごしらえと言うことで過去にも立ち寄ったことのある忠ちゃん牧場にジンギスカン鍋を食べに行くことにしました。
途中で道を間違え20Km近くも遠回りをして100901fuji17忠ちゃん牧場に到着したのは2時近くになっていて腹ペコもこの上なく、早速ジンギスカン鍋セット(1,580円)を注文し、たっぷりとした野菜を鍋の上に敷きつめてから、その上にラム肉を載せて焼き、久し振りに美味しいジンギスカン鍋を堪能しました。
食事をした後で牧場内には散策できるコースがあり、放牧されている乳牛や今食べたばかりのラム肉じゃあなかった羊の群れを眺めながらしばし腹ごなしのために歩きましたが、流石に富士山の麓まで降りてくるとまたまた下界の暑さで汗にまみれることなり、小一時間ほどの滞在でだいぶ時間も押してきたこともあり、この後で当初予定をしていた沼津行きを中止して帰路に向かいました。
100901fuji18帰りは富士市内に出て、そこからは良く整備された殆どが無信号の国道一号線のバイパスを走り、途中袋井市内で時折出掛ける天然温泉和(やわらぎ)の湯に立ち寄ってツーリングでの汗を長し、自宅には薄暮となってきた6時半に390Kmを走り終えて無事に帰着しました。

| | コメント (2)