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2022年5月17日 (火)

ブドウのジベレリン処理とトマトの摘果

梅雨入りが近づいてきているということもあってでしょうか、天候のすぐれない日が続いていますが、気温の方は夏に近づいてきていることもあって20℃を下回るような日は殆どないことから夏野菜は順調に生長しています。

テラスに植えてあるブドウネオマスカットが3日ほど前から開花し始めて、早い花房は今日なって満開となったものも出始めましたので、ジベレリンという植物ホルモン剤(日本化学のSTジベラ錠)を使用して種無し化の処理をしました。
処理にあたっては錠剤を水で50ppmになるように溶いてから、二重塗布を避けるために赤い食紅で液を赤くしてカップに入れて花房をどっぷりと浸るようにするという至って簡単な方法です。
220517budou1 220517budou2
1回目は無種子化のためですが、この後で果粒の肥大化のために1週間~10日後に2回目の処理をして終了となります。
前の畑の巨峰はネオマスカットから10日~2週間ほど遅れての開花が始まります。

これまでに大玉トマトの栽培にあたっては、トマトの実の肥大化に当たっては特に何も実施もしたことはなく、今年はひと工夫してみようと思い早くも3段花房にもトマトの着果が見え始め、一花房当たりに4~5果が着果しているものもあることから着果数を3個迄と限定し、それ以上のトマトは摘果し肥大化に効果がでるのかどうかの確認をしてみることにしました。
220517tomato
一般的には大玉トマトとは1果当たりの重さが200g以上だと言われているようですが、果たしてどれくらいの果重のものが出来るのか楽しみになります。

白花のクジャクサボテンの開花が始まりました。  これから花蕾が付いているだけの数が次々に切れ目なく咲いていきます。
220517kujakusaboten
面白いことに花の形は華麗で香りの良い一夜花の月下美人と見間違うほどに良く似た花ですが、大きく違う点が以下のように幾つかあります。
.どちらも夕方あたりから開花し月下美人は朝になると萎んで枯れていくのに対して、クジャクサボテンは2~3日間は開花状態が見られる。
.月下美人は芳香が漂うのに対してまったくの無香
.屋外での地植えでは月下美人は葉が凍傷となって枯れるが、クジャクサボテンは全く枯れることがない。
.月下美人は数個の花が規則的にほぼ同じ時期に開花し一年に多い時には4~5回ほど繰り返し開花するが、クジャクサボテンは次々に連続して開花し花蕾がなくなれば終了となる。
.月下美人は白色一色に対してクジャクサボテンは白色以外にも青を除く虹色の単色、複色混合があるようです。
 どうやら共にサボテン科エピフィルム属(クジャクサボテン属)ですが、進化の過程が違うため、育て方も違うようです。

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コメント

おはようございます。
クジャクサボテンの花が次々咲き始めてるようですが純白の白が綺麗ですね。他にも青とか複合色があるようですが
進化の過程で月下美人と枝分かれをして現在に至ってるようですが進化は面白いですね。ここに特徴を何点か載せていただいていますが、人間だとさしずめ民族の違いでしょうか?もしも隣に植えていたら変化が現れるかなどと昨今の事を考えたら意地悪な事を想像してしまいました。
トマト栽培で新しい取り組みを計画されていますが面白そうですね。いつも綺麗に沢山収穫をされておりますが一工夫の栽培に興味を感じます。
今日も天気が安定しませんが、こんなお天気の影響かタマネギの出来に影響がでているようなニュースが放送されていましたが、今年も去年のような事になってしまうのでしょうか?物価高が心配な所です。

投稿: 週末菜園人 | 2022年5月20日 (金) 10時04分

週末菜園人さん>
クジャクサボテンは冬の寒さの中でも葉の状態は元気なままで、同じ亜熱帯の植物とは思えないほどで、言われるように人間に例えると民族の違いというのもあながち間違いではないことかと思いますね。
トマトは着果数を減らせば栄養が他に回るだろうとは思いますが、今年はこの他に本数を増やしたので3果から2果に減らしたものと比較してみようとも思っています。
私たちのような家庭菜園レベルでは天候の良し悪しはそれほど大きな影響が出ることはありませんが、専業農家さんにしてみるとその影響は大きく収穫減が大きな打撃となることでしょうね。
原油や輸入品の価格高騰に伴い、物価高の追い打ちが思いやられます。

投稿: waka3 | 2022年5月20日 (金) 21時08分

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