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2016年7月30日 (土)

胡麻を栽培して分かったこと

ここ最近の野菜作りでは毎年同じような品種を繰り返しながらの栽培をしていましたが、今年は種苗店に出掛けた折に胡麻品種名:金胡麻)の種袋が目に入り、湿地や極端な酸性土壌を除けばどのような土壌にも適応する乾燥に強い作物であるということから、初めての栽培にチャレンジしてみることにしました。

随分以前のことになりますが、近くのお百姓さんが胡麻の栽培をしているところを目にしたことがあって、この時に撮影したものを私のHPの花のコーナーで紹介したことがありますが、この時に見たものは真っ白な色をした花でしたが、金胡麻は蕾のうちは160730goma1白色でしたが開花すると淡いピンク色になりました。
胡麻の品種は種子の色によって、白ゴマ茶ゴマ金ゴマ黒ゴマに分かれていて、花の色は前者の2品種が白色で金ゴマが淡いピンク色、そして黒ゴマは金ゴマよりもう少し濃いピンク色という違いがあるようです。
ちなみに白ゴマ、茶ゴマ、金ゴマについては関東以南(茨城県)あたりまでが栽培地として適当で、黒ゴマは岩手県北部から青森県南部地帯までが北限はのようです。

胡麻の生長は以前のブログでも書きましたが、5月5日に種蒔きをして約50日を経過した頃に草丈が5~60cm位になったところで開花が始まりましたが、160730goma2以前に近くの畑で栽培されているのを見かけた時には私の背丈ぐらいあったことを記憶していましたので、やはり素人では難しいのかなと思っていたところ、この時期を境に最初のうちは一気に一日に5cmほどと驚くほど伸びて、現在では順調に生長して草丈も伸びて私が見上げるような高さにまでなりました。
手前に見える草丈の短いものは主枝から伸びてきた脇枝です。

さて、胡麻は葉や莢のつき方でとても面白いことが分かりました。
160730goma3胡麻の葉は1段目の節に左右に分かれて2枚の葉がつき、次の2段目の節には1段目とはちょうど90度の角度で矢張り左右に2枚の葉がつき、これを繰り返しながら穂先まで続いていきます。
160730goma4最初の写真でもお分かりに様に花が咲き終わると、そこに莢が誕生しますが、これまた面白い現象で左右に伸びた葉柄の付け根部分から、これも規則的とも思えるような扇形に3つの莢がつき一つの節で片側で3個で両側を合わせると6個の莢がついています。

160730goma5そして私の背丈ほどにも生長した胡麻の主枝の節の数ですが、数えてみたところほぼ30~35節もあり、主枝からでた脇枝では25節前後といったところで、ここの葉柄に莢がつくことになりますが、1本の主枝に30節として一節で6個の莢がで付くと、何と1本で130個ものができることになります。

そこで一つの莢にはどのくらいの胡麻の実が入っているのかについて莢を分解して数えてみることにしました。
160730goma6胡麻の莢は胡麻の実が成熟していく上での4室で形成される子房というのがあり、この中に胡麻の実が入っていますが、幾つかをサンプリングして中に入っている種子の数を数えてみたところ、少ないもので18個多いものでは21個も入っていましたので、一つの莢あたりでは概ね80個前後の胡麻の実が入っていることになります。

胡麻の実の収穫ですが、子房の中の胡麻の実は莢が熟成すると放っておくと烈開(弾け割れる)して実が自然に莢から飛び出すことから、一番下段から2~3節の莢が烈開をし始めた頃に株の刈取りを初めてシートの上に立てかけて自然乾燥をさせ胡麻の実を収穫するとのことですが、これから先が中々手間の掛かる仕事のようで、ずぼらな私にこの作業が出来るのか今から心配をしております。(笑

ちょっと、ここで収穫量の「捕らぬ狸の皮算用」をしてみようと思います。
植え付け本数はほぼ80本(脇枝分は除外)で、収穫できる着莢の段数は控えめに歩留り70%として20段、1莢あたりの実の数は80個で1段の莢の数が6個ですので、これで計算すると768,000の胡麻の実の収穫ができることになります。
胡麻の乾燥後の千粒重量は1.9~2.5gと言われますので、2.0gとして計算すると収穫重量は1,536(1.5kg)となりますが、果たして如何なものでしょうか。
収穫はもう少し先になりますが、この結果のお披露目は収穫後にでも・・・・。scissors

胡麻につく虫   (8月3日追記)

昨日になって胡麻の莢に黒い点のような穴があることに気がつきました。
160803goma1数本を確認してみたところ全く食害されていないものもありましたが、中には写真のように莢が食べられているものが随所に点在していましたが、中には胡麻の枝(茎)が食べられているものもあり、まったく被害のないものもありました。
160803goma2注意しながら観察してみたところ、お食事中の今までに見たことのない(現在虫図鑑で調査中)を発見しましたので、早速スミチオン1000倍液で消毒をしてみてから翌日確認に行ったところ、どうやら耐病性があるらしく死滅することもなく元気に動き回っておりました。
仕方がないので一本づつ上から下へと丁寧に調べたところ、葉もの野菜と違って殆どが莢の上で表皮を食べているため見つけ易く、小さいもので1cmほど、大きいもので約3cmの虫が全部で15~6匹は捕獲したでしょうか、見つけ易いことは幸いしましたが、これから幼虫になるのは見つけ難く、これから2~3日おきくらいに観察することが必要になりそうです。
後日、この虫は「タバコガ」の幼虫ということが分かりました。

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コメント

Wakaさん、おはようございます。
金胡麻の解説、興味深く読ませて頂きました。
青森県の南側が黒胡麻栽培の北限のようですね。どうりで胡麻栽培をやっているのを見たことがありません。どんな育ち方をしてどのように収穫するのか知らないもので、Wakaさんの金胡麻の栽培記録が楽しみです。
皮算用通りに収穫出来るのか、楽しみにしていますね。

投稿: kikumal | 2016年8月 1日 (月) 05時37分

kikumalさん>
少し長めの書き込みとなってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
胡麻の観察をしてみて出来た種子を収穫して食べるという点では大豆や小豆などと似通った点はありますが、生長していく過程では姿かたちなどを含めまったく違った生態を見たような気がします。
さてこの先は厄介な収穫作業が待ち受けていますが、自然乾燥という作業もあり果たしてどの程度うまくいくものやらと心配ですが、またこの続きは次回にでもアップさせていただきます。

投稿: waka3 | 2016年8月 1日 (月) 08時25分

曇天の割には蒸し暑くて冷房病に、と、思いきや明日辺りからピーカンになりそうですね…グンナリしそう(^^;;
遣りましたね! シッカリ数えましたね(笑)、私も1箇所だけですが、やっぱり数えちゃいました(^_^;) 縦列の20の桁は、wakaさんいれたの?思わず笑ってしまいましたよ! でも数えると楽しくなるね🎶胡麻花いただきま〜す。
↓の大玉上手く連チャンして栽培出来て良かったねscissors 里芋此れから雨が降ればいいですが、水くれが少なければいいね〜…水分が無いとほんと! 食べれたもんじゃないからね?美味しさを糧に頑張って!

月下咲いたんだ? …aiのは、多少 葉が出て来ただけでじっくり覗く気まで行きませんが、、まぁ〜死んではいないだけいいかなんて、来年に望みかける事にします(^◇^;)

投稿: ai | 2016年8月 2日 (火) 14時50分

aiさん>
おはようございます。
このところ大気の状態が不安定で各地ではあまり優れないような天候状態となっているようですが、当地は比較的過ごし易い天気となっておます。
胡麻の花は2日ほどで萎れて落ちてしまいますがとっても綺麗ですね。
昨日胡麻の莢に黒い穴があったので見回ったところ初めて見る虫を見つけました。
何かの蛾の幼虫だろうと思いますが、早速スミチオン1000倍液の消毒をしましたが、今朝見たところ全く死んでおらず7、8匹見つけて殺しておきましたが、きっとこれからも発生するだろうと思うと気が重いです。

月下美人は昨夜2つの鉢で1個づつ2回目の開花がありました。
そちらでは今年は葉が多少伸びてきただけということですが、以前のブログにも掲載(3月11日)した鉢から地植えに変えた月下美人ですが、3月の時点で葉がほとんど枯れてしまい今年新しい葉が元気に育ちましたが、先日花蕾が確認でき多分まずは一つだけですが2~3日後には開花すると思います。
どうやらこれで鉢ではなく地植えでも花は見られそうです。

投稿: waka3 | 2016年8月 3日 (水) 10時09分

さすがはwaka3さんですね。胡麻をここまで解体されるとはcoldsweats01スゴイ研究です。読みごたえがありました。胡麻の花きれいですね。花も房も細かいのに鮮明で素晴らしいと思います。
虫は何とも嫌らしい(。>0<。)でも国産の金胡麻は高級品ですから、計算通り収穫されると更に蓄財が増えますよ。happy01

投稿: kimama | 2016年8月20日 (土) 22時44分

kimamaさん>
初めてのことでしたが、胡麻を栽培してみてよかったと思っております。
実際に栽培してみて分かったことですが、思ったよりも一本当たりでの収量が多そうですので、自家消費であれば今回の半分程度でも十分だと思いますので、来年からは手間のことも考えながらまたチャレンジしようと思っております。

投稿: waka3 | 2016年8月21日 (日) 10時17分

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