胡麻を栽培して分かったこと
ここ最近の野菜作りでは毎年同じような品種を繰り返しながらの栽培をしていましたが、今年は種苗店に出掛けた折に胡麻(品種名:金胡麻)の種袋が目に入り、湿地や極端な酸性土壌を除けばどのような土壌にも適応する乾燥に強い作物であるということから、初めての栽培にチャレンジしてみることにしました。
随分以前のことになりますが、近くのお百姓さんが胡麻の栽培をしているところを目にしたことがあって、この時に撮影したものを私のHPの花のコーナーで紹介したことがありますが、この時に見たものは真っ白な色をした花でしたが、金胡麻は蕾のうちは
白色でしたが開花すると淡いピンク色になりました。
胡麻の品種は種子の色によって、白ゴマ、茶ゴマ、金ゴマ、黒ゴマに分かれていて、花の色は前者の2品種が白色で金ゴマが淡いピンク色、そして黒ゴマは金ゴマよりもう少し濃いピンク色という違いがあるようです。
ちなみに白ゴマ、茶ゴマ、金ゴマについては関東以南(茨城県)あたりまでが栽培地として適当で、黒ゴマは岩手県北部から青森県南部地帯までが北限はのようです。
胡麻の生長は以前のブログでも書きましたが、5月5日に種蒔きをして約50日を経過した頃に草丈が5~60cm位になったところで開花が始まりましたが、
以前に近くの畑で栽培されているのを見かけた時には私の背丈ぐらいあったことを記憶していましたので、やはり素人では難しいのかなと思っていたところ、この時期を境に最初のうちは一気に一日に5cmほどと驚くほど伸びて、現在では順調に生長して草丈も伸びて私が見上げるような高さにまでなりました。
手前に見える草丈の短いものは主枝から伸びてきた脇枝です。
さて、胡麻は葉や莢のつき方でとても面白いことが分かりました。
胡麻の葉は1段目の節に左右に分かれて2枚の葉がつき、次の2段目の節には1段目とはちょうど90度の角度で矢張り左右に2枚の葉がつき、これを繰り返しながら穂先まで続いていきます。
最初の写真でもお分かりに様に花が咲き終わると、そこに莢が誕生しますが、これまた面白い現象で左右に伸びた葉柄の付け根部分から、これも規則的とも思えるような扇形に3つの莢がつき一つの節で片側で3個で両側を合わせると6個の莢がついています。
そして私の背丈ほどにも生長した胡麻の主枝の節の数ですが、数えてみたところほぼ30~35節もあり、主枝からでた脇枝では25節前後といったところで、ここの葉柄に莢がつくことになりますが、1本の主枝に30節として一節で6個の莢がで付くと、何と1本で130個もの莢ができることになります。
そこで一つの莢にはどのくらいの胡麻の実が入っているのかについて莢を分解して数えてみることにしました。
胡麻の莢は胡麻の実が成熟していく上での4室で形成される子房というのがあり、この中に胡麻の実が入っていますが、幾つかをサンプリングして中に入っている種子の数を数えてみたところ、少ないもので18個多いものでは21個も入っていましたので、一つの莢あたりでは概ね80個前後の胡麻の実が入っていることになります。
胡麻の実の収穫ですが、子房の中の胡麻の実は莢が熟成すると放っておくと烈開(弾け割れる)して実が自然に莢から飛び出すことから、一番下段から2~3節の莢が烈開をし始めた頃に株の刈取りを初めてシートの上に立てかけて自然乾燥をさせ胡麻の実を収穫するとのことですが、これから先が中々手間の掛かる仕事のようで、ずぼらな私にこの作業が出来るのか今から心配をしております。(笑
ちょっと、ここで収穫量の「捕らぬ狸の皮算用」をしてみようと思います。
植え付け本数はほぼ80本(脇枝分は除外)で、収穫できる着莢の段数は控えめに歩留り70%として20段、1莢あたりの実の数は80個で1段の莢の数が6個ですので、これで計算すると768,000粒の胡麻の実の収穫ができることになります。
胡麻の乾燥後の千粒重量は1.9~2.5gと言われますので、2.0gとして計算すると収穫重量は1,536g(1.5kg)となりますが、果たして如何なものでしょうか。
収穫はもう少し先になりますが、この結果のお披露目は収穫後にでも・・・・。![]()
胡麻につく虫 (8月3日追記)
昨日になって胡麻の莢に黒い点のような穴があることに気がつきました。
数本を確認してみたところ全く食害されていないものもありましたが、中には写真のように莢が食べられているものが随所に点在していましたが、中には胡麻の枝(茎)が食べられているものもあり、まったく被害のないものもありました。
注意しながら観察してみたところ、お食事中の今までに見たことのない虫(現在虫図鑑で調査中)を発見しましたので、早速スミチオン1000倍液で消毒をしてみてから翌日確認に行ったところ、どうやら耐病性があるらしく死滅することもなく元気に動き回っておりました。
仕方がないので一本づつ上から下へと丁寧に調べたところ、葉もの野菜と違って殆どが莢の上で表皮を食べているため見つけ易く、小さいもので1cmほど、大きいもので約3cmの虫が全部で15~6匹は捕獲したでしょうか、見つけ易いことは幸いしましたが、これから幼虫になるのは見つけ難く、これから2~3日おきくらいに観察することが必要になりそうです。
後日、この虫は「タバコガ」の幼虫ということが分かりました。




















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