長ネギの仮植えと葡萄のジベレリン処理
今日も日中の陽射しは強く、いよいよ暑い夏が目の前に迫ってきました。
3月18日に種蒔きをしておいた長ネギ3品種(石倉一本太ネギ、汐止晩生ネギ、赤ネギ)もここにきて草丈は30cmを超え太さも5mm以上と良い具合に育ち、定植前の仮植えの出来る大きさに育ちましたので、昨日の太陽が西の空に傾きはじめる頃になって定植をしました。
植え付けは2条植えで夫々2本づつを株間7cm程で植え付けて、小指サイズの太さになった8月下旬での定植を目指しますが、昨年は売行きが良く一本ネギの不足から今年は石倉一本太ネギを120本と大幅に増やし、4~6本に分結する汐止晩生ネギを少し減らし、総数では230本を予定しています。
葡萄のジベレリン処理
昨年、同じ時期に植えつけをしたマスカットは軒下を利用しての植え付けであったことも幸いして台風の影響などから免れて、2年目にして8月中旬には23房もの収穫が出来ましたが、巨峰については台風の影響で房をつけることもなく仕立ててあった幹のみの生長でマスカットとは比べ物にならない程幹が太くなって、3年目の今年はT字型の左右に伸びた6mほどの主枝から45本の脇枝が伸びて、その脇枝には殆んど規則的に2つの房が付くことからほぼ90個のぶどうの房が付いたことになりますが、樹勢の強い脇枝についたものから順次花が咲きはじめました。
巨峰におけるジベレリン処理はネットにおいての参考資料がとても豊富で、総じて『 ジベレリン処理は満開となった時期からほぼ3日間の間に無核化を目的としての1回目の処理を実施し、その約10日間後に2回目の処理で玉の肥大化を目的として実施する 』ということから、5月17日に最初の開花が始まりその後4~5日目で満開となってきましたので、22日から順次満開となったものからジベレリン処理を開始しました。
一回のジベレリン処理での重複作業はブドウの子房(実)への悪影響を及ぼすことから厳禁とされているため処理後はマジックインキで房の根元にチェックを入れてから、次に主房に付いている脇房を切り落とす一連の作業でジベレリン処理は22日から開始して26日に最後の処理を終えました。 右の写真は脇房を切り落としたものです。
巨峰は粒の大きさが3cm近くにもなることから主房に付いている子供の房をかなり主房の付け根部分から切り落して、主房の形が線香花火のような姿に整えると良いということが書かれていますが、何と言っても初めてのことで何処まで切り落として良いのか心配で、後々整えることにして今回はやや控えめな剪定をしておきましたが、それでも上の写真とほぼ同じくらいの量になる摘果でした。
いよいよ明日あたりから2回目の処理を実施しようと思います。
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コメント
おはようございます。
Wakaさんのところはネギが230本というすごい数ですね。
これだけあると食べきるのが大変そうです。私はネギがどうも不得意でちょっぴりしか作っていませんので、230本と聞くと圧倒されますよ。
ぶどうの方も順調で、種なしぶどうが沢山採れそうですね。ジベレリン処理と聞くと食紅と一体というイメージですが、食紅は使われないのですね。
投稿: kikumal | 2014年6月 1日 (日) 05時02分
kikumalさん>
我が家は鍋物が好きで寒い冬になると冬になるとこの時期には白菜やニンジンも収獲が出来ますので週に2~3回鍋を囲むことがあります。
この他にも焼きネギも晩酌のつまみに最適なことや同様に息子たちも持ちに来ますので残しておいた肥料袋に土がついたまま入れて持たせたりしますので最後には残りますが少し多めに作っています。
ブドウもいたって順調ですが、初めての今年はどのくらいにして良いものやらが分からず、今のところは成行きに任せようかと思っております。
投稿: waka3 | 2014年6月 1日 (日) 08時50分
今晩は。
ぶどうのジベレリン処理は簡単ではないですね。
思いのほか気を使うように感じられ、農家さんでも
同じ作り方なんでしょうね。大変なんだなーと感心しました。waka3の腕が自信にみなぎってる様に見受けられますが
今年はさらにいいものが期待できそうですね。
間引いた後のぶどう棚がそのように見えます。
投稿: 週末菜園人 | 2014年6月 4日 (水) 20時06分
お忙しい作業の季節ですね。一本ねぎの増産すごいです。体にも良いし本格的な農園のようです。
葡萄の花初めて見ました。判り易くありがとうございました。やはり摘果というか脇房を間引く手間は大変そうです。ジベレリンというのは、つまり種無し処理ですね。強い薬品でしょうから二度付けない工夫にも納得です。
あっさりしたマスカットもいいですが、今年は巨砲も楽しめるのですね。ちょっとした果樹農園として成功すると思います。北海道の異常な気温ほどではありませんが岩手も暑い日々です。カラカラ天気が続いてますから、ほどほどの一雨が欲しいところです。
投稿: kimama | 2014年6月 4日 (水) 22時52分
週末菜園人さん>
ジベレリン処理は処理を重複させると生長障害を起こすということで開花に時差があることから処理をしたものに目印をしておく必要があり房の部分にマジックインキでチェックをしていますが、これば少し面倒ですね。
しかし我が家のように僅かに一本だけですので作業はそれほど大変なものではありませんが、これがたくさん作られているブドウ農家さんを考えますと気が遠くなりそうです。(笑
日に日にブドウが大きくなってきていますので本当に今から楽しみです。
投稿: waka3 | 2014年6月 5日 (木) 08時13分
kimamaさん>
この6月に早くも各地で真夏日となっているようですが、今年も異常気象が起きるのではと心配になります。
長ネギの栽培が多いとはいっても鍋物の時には2~3本はあっという間に平らげてしまいますし、植え付けも畝の長さにして10m足らずですので結構省エネ栽培なんですよ。
ジベレリン処理は無核化と肥大化という2つの目的で実施しますが、私も最初は薬品で処理をするということで少し疑問を持ちましたが、この薬品は植物から抽出されるものということで安心して使っております。
売られているようなものが出来れば良いなと思っている今日この頃です。(笑
投稿: waka3 | 2014年6月 5日 (木) 08時31分