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2009年5月28日 (木)

瓜、いろいろ・・・

今年の瓜科の作物は、カボチャ3品種(各1本)とスイカ3品種(各1本)の他に、胡瓜3品種4本とマクワウリ1本の合せて11本を育てています。

カボチャは4月18日に定植し、090527kabocha015月11日に敷き藁を施した際に遅効性のIB化成と種粕を施しましたが、090626kouhaiその後は特に三毛門カボチャは順調に育って6本の子蔓の全てに着果し、大きいものは直径15cmほどもあり、2果目の雌花も14~5節あたりにすべて確認が出来るまでになりました。  
090527kabocha03西洋カボチャで唯一の煮付け用として今年初めて栽培するミニカボチャ「栗坊」は三毛門カボチャ同様に子蔓には雌花がみられて、既に5個ほどが結実をしてこちらも順調にきております。
090527kabocha02しかしそれに比べて三毛門カボチャと同じ日本カボチャ品種で、蔓の状態もよく似通った鶴首カボチャは、これまた6本の子蔓は順調に12~3節まで伸びてきてはおりますが、全く雌花の見えてくる気配がなくそれ程広くもない囲いの中で、果たしてこの先蔓の行き先がどうなるのかが心配です。

カボチャの着果について近くの専業農家さんのカボチャ畑に出掛けて栽培方法を覗いてきました。
090527kabocha写真の右上部はミニカボチャの畑で、左下は普通サイズの栗カボチャの畑です。  株間は70cm程度で植え付けられていて、ミニカボチャは左右に3本ずつ、普通のカボチャは左右に2本ずつの子蔓が整然と並んでおり、ミニカボチャで左右の蔓の先端の巾(畑の巾)は7m程で、普通のカボチャの方は左右の蔓先がなんと10m強も伸びており、我家のように畑に蔓を自由に伸ばせる余裕もなく、僅か1品種1本の栽培で自家採種にあたっての交雑を防ぐためにはこの様な植え方しか出来ませんが、あたかも畑一面が葉で埋まったような状態でした。
敷き藁など一切せずに結実したカボチャには、面白いことに使い回しのできる薄いプラスチックの箱を逆さにしたものを使っていました。
蔓の中に稲藁の列が見えますが、ここは追肥をしたところを示しています。
畑に居合わせた方に話しを伺うと、ミニカボチャが10個程度で普通のカボチャは6~7個を7月中旬頃までに全ての収穫を終えるとのことでしたが、ミニカボチャであれば樹勢さえ良ければそ15個前後の収穫をしても問題はないが、盛夏の時期に結実させた2~3番果は味が落ちるのでその点は注意しながら育てた方が良いと教えられました。

090526suika1090526suika2スイカは大玉ラグビー小玉ラグビー大玉種なしサンバの3品種ですが、何れも順調に着果が始まり大玉ラグビーはこの20日に結実したものが5cm程にとなりましたが、結実後45日くらいで収穫が可能ですので、7月の初め頃の猛暑日の頃には食べられそうですが、果たして甘いものが食べられるものやら・・・。
大玉種なしサンバも順調ですが、こちらは種ありの品種の雄花の花粉を受粉させるということですが、どんなスイカとなるのでしょう。

090528kyuri2090528kyuri1胡瓜も4年前の古種の新大利根胡瓜2本とピクルスとして使用されているミニ胡瓜2品種を栽培しましたが、何れもマニュアル通りの3本仕立てとなっており、2日前から新大利根胡瓜の収穫が始まりました。
写真で見られるように節成りというのも嬉しいものですが、かと言って贅沢な話しではありますが、多く採れ過ぎるのもこれからの時期には夏野菜が次々に収穫出来るようになりますので、ちょっと控えて欲しいような気もします。
090528kyuri3また、ミニ胡瓜は新大利根胡瓜よりも少し早く雌花が開花し始めましたが、どうしたことでしょうか今迄は花が咲き終わった頃になると先端が黄色くなって(写真右)落ちてしまいましたが、やっとここにきて結実(写真左)したように思います。
これでやっと初めての試食にありつけそうです。(笑

090527makuwauri2090527makuwauri1さて最後にマクワウリですが、今年は例年以上にウリハムシを見かけますが、特にこのマクワウリには良く飛んできて、その食べっぷりの良さには舌を巻くほどで、あっという間に葉を食べてしまいます。
このために10日ほど前から防虫ネットを上から被せて完全保護をしていますので現在は全く問題はありませんが、このために胡瓜やカボチャ、スイカの方に飛来していきますので見つけては捻り潰してしていますが、指の先が常に黄色くなって困っています。
着果も順調なようですが、どうも厄介な代物でこの先どうなりますことやら・・・。

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コメント

waka3のかぼちゃ君幸福だね、フカフカの布団の上でスクスク育っている。くんぱんの坊ちゃんカボチャ、雌花咲いたが、雄花が?交配は、蜂任せです。
今日、農協に予約していた、サツマイモツル苗(紅高系)50本を取りに行きました。あまり良い苗ではなかったです、農協を信用して予約したのですが?此の苗では一晩置いていても同じだと判断して、15時ごろ植え付けました。サツマイモが最後で、後はジャガイモの最後の土寄せに入ります。そろそろ、花が咲き始めます。

投稿: くんぱん | 2009年5月29日 (金) 17時46分

くんぱんさん>
カボチャやスイカも雌花の最初の開花時期には、雄花との揃い踏みをしないことがありますが、その次の開花のあたりから殆どの場合一緒に咲きはじめますので、あまり気にしなくてもよろしいのではないかと思いますよ。
カボチャは羽の生えた小さな虫や蟻なども受粉媒体の対象にはなりますが、花数が少ない時には中々交配してくれるまでには至りませんので、結実までには至らずそのまま枯れてしまうケースが多いので、人工受粉だけは欠かさず行うようにしております。
今のところカボチャは100%の着果率となっております。

そちらではジャガイモの土寄せがこれからなんですね。
私は来週の天気が良くなった頃に収穫をしようと思っております。

投稿: waka3 | 2009年5月29日 (金) 20時40分

 写真を拝見して、行き届いたお手入れに感心しています。

 カボチャや西瓜は、我々の狭い畑では無理ですが、タップリと敷き藁が施されて 風通しも良さそうですし、病気にもならないでしょう。
 周囲の青いネットは雑交配を防ぐためでしょうか? 
 例年のことながら、今年も相当の収穫が期待出来ますね。

 胡瓜もゆったりと頑健そうな蔓を伸ばしていて、いい色をしていますね。
 潅水装置も本格的な設備で、恐れ入ります。
 第一回の追肥は、もうなさいましたでしょうか?

投稿: 菜園ブログ | 2009年5月30日 (土) 00時13分

菜園ブログさん>
稲藁は何とか入手も可能ですので、あまり多くは敷けませんが、畑の乾燥防止には一役買ってくれております。

防風ネットは冬の時期の風除けとして使用しているものですが、なにしろそれ程広くもない場所で、一品種一本栽培ということから交雑を防ぐことと蔓の飛び出し防止のために使用しております。
本当はプロがやっているように狭い場所を長く使うことが一番管理がしやすいのでしょうが・・・。

胡瓜は今年はなぜか今のところとても順調に育っております。
潅水装置はこのところ雨が結構多いこともありましたので、今のところマルチの中に差し込んだままで活躍はしておりません。(笑
追肥については、今年は葉面へのストチュウ散布(液肥とトウゲン、微生物農薬ボトキラー水和剤入り)と株元には新たに入手した栄養生長液肥を使用してみております。

投稿: waka3 | 2009年5月30日 (土) 09時37分

綺麗に栽培していますね。みけかどカボチャの花は色がよいので交配するのも楽しいです。私の方もかなり成りこんでいます。
 ミニキュウリはどんな風に食べますか?。私はドイツから種を持ち帰り栽培していましたが、今年は栽培していません。ドイツではピクルスにするようです。今日は娘から庭のトマトやキュウリなどの写真をメールで送って来ましたのでブログにアップしました。
 ドイツでよく見かけるキュウリです。このごろ、ゴーヤ、青シソの種を送りました。本来なら今頃はドイツ滞在予定でしたが新型インフレエンザ関係で中止しました。

投稿: tenmanky | 2009年5月30日 (土) 17時05分

tenmankyさん>
三毛門カボチャは花自体も大変大きいので本当に見応えがありますね。  樹勢も強く今年もこれならば大きな菊座のカボチャに育ってくれるものと思います。
5月16日に最初の雌花が着果してから僅か半月しか経っておりませんが、今朝数えましたら既に9個が結実していました。
鶴首カボチャは今朝初めてとても小さな雌花を発見しましたので、あと数日もすれば開花するかと思いますが、心配なのはこの時期に雄花が開花してくれるかどうかです。

ミニ胡瓜は、昨年バイク仲間のロシア人の奥様から本国から持ち帰ったものを頂いたもので、ピクルス用と生で食べるものと2種類頂きましたが、どのような食感なのか楽しみです。
ピクルスはそれほど好みではありませんが、一度ネットで作り方でも探してチャレンジしようかとは思っております。

投稿: waka3 | 2009年5月30日 (土) 22時02分

カボチャの交配写真に圧倒されました。流石によく分かりました。専業農家で利用しているプラスチック利用のアイディアいただきます。カボチャの布団はあれでいいのですね
ラグビーボールのスイカ楽しみですね。ミニ胡瓜はチョット気になりますが・・・そうそう胡瓜を一口大に切り醤油・酢・生姜お好みで砂糖や唐辛子を入れてよく煮ます。市販の古漬のようになり冷凍できるので冬にお茶の友や漬物として美味しく食べられます。胡瓜の活用に是非お試しください。

投稿: kimama | 2009年6月 2日 (火) 16時21分

kimamaさん>
敷き藁を施したとはいえ矢張りこれだけでは土との接触は完全ではなく、プラスチックケースを利用したカボチャの座布団は私も早速真似をしております。

胡瓜の煮込みは興味があります。
ピクルスのレシピもネットに有りましたので、こちらも一度試してみようと思っております。

投稿: waka3 | 2009年6月 2日 (火) 20時06分

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