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2008年7月 8日 (火)

バラの芽接ぎ

先日、島田のばらの丘公園で毎月定例的に実施されているバラの育て方教室があり、当日は雨足の強い生憎の天気でしたが、それでも各地から30名以上もの方が参加されました。
今回の講座は季節を選ぶことなく実施できるという「バラの芽接ぎ」がテーマで、実際に現物に触って講師の方の説明手順に沿って作業を実施していくということで、実費が500円ということで、準備されたものは
  ① 台木となるノイバラ : 3本    ② 増やしたいバラの穂木 : 1本
  ③ 挿し木用の用土の入った13cm育苗ポット : 1鉢
  ④ 発根促進剤(粘土を粉末状にしオキシベロンを10%添加したもの)
  ⑤ 芽接ぎ用ナイフ    ⑥ ビニールテープ     の6点でした。

忘れないようにと思って作業を進めながら写真を撮りましたが、ピンボケやら欠落があり満足のいくものではありませんが、今後のために手順だけを記録しておきました。

080708bara01この写真は上が台木となるノイバラで、その下にあるのが芽接ぎ用ナイフですが、ナイフの刃面は切り出しナイフのように直線的なものではなく、押さえながら切ることの出来る湾曲になったもので、反対側には台木の皮を捲るための樹脂のヘラがついついています。
080708bara12写真の台木にキャップのようなものがついていますが、この中には水が入っていて、台木や穂木を切ってきた段階から作業が終わるまでの間にかなりの時間を要するために乾燥させないためのものです。  特に芽接ぎでは失敗しないためにも、台木や穂木共に乾燥させないことが重要だということです。
080708bara02さて、いよいよ芽接ぎの作業に入りますが、最初に増やしたいバラの穂木の接ぎ芽を作りますが、接ぎ芽となる部分の葉柄を残して葉を切り取り、次に葉柄の付け根部分から約1cmほど上にナイフで横に切れ込みを入ます。  そして今度は葉柄の下の部分から上に向かってナイフで芽を削ぎ取ります。   
080708bara03削ぎ取った芽は右の写真のようになりますが、削ぎ取った段階で木質部と一緒になっている場合は、樹皮に傷をつけないように綺麗に皮質部だけにします。  それが終わったところで直ぐに乾燥しないように
舌の上にのせて湿らせます。
080708bara04次に台木の接ぎ芽を挿す部分の工作をしますが、切り込みを入れる場分は葉柄と葉柄の中間部分で、写真では少し分かり難いのですが、先ず横に一文字に切り込みを入れ、そこから今度は
縦に2cmほどの長さにT字型に切り込みを入れます。
ナイフは横に引いて樹皮を切るのではなく、湾曲した刃面をナイフの上から指で押さえるようにして、木質部に出来るだけ傷を入れないように切ることが必要だということです。
080708bara05切り込みが終わったところで、この部分を芽接ぎ用ナイフのヘラの部分を使って、木質部から樹皮を丁寧に剥がします。
080708bara06いよいよ先ほど作っておいた接ぎ芽を台木への挿入となりますが、しっかりと挿入してT字に切った樹皮の部分からはみ出すことのないようにして、
木質部に完全に密着することが最も重要です。
080708bara07 接ぎ芽を台木にしっかり挿入できたところで、薄く柔らかなビニールテープで接ぎ芽が動かないように固定をします。  テープは絞め過ぎず緩過ぎないように、切り口の部分から乾燥しないように葉柄の部分だけだして縛ります。
これで芽接ぎ作業としては完了で接ぎ木が出来たことになります。
080708bara08接ぎ木が出来たところで最後の作業は台木に取り付け080708bara09てあった乾燥防止用の キャップを外して、台木の根元に発根促進剤をたっぷりと付けてから、用土の入った育苗ポットに台木より若干太めの穴を明けて、穴に差し込んでから周りをしっかり押さえつけ全ての作業が完了しました。

芽接ぎ後の管理については、半日陰の場所に置いて、土が乾燥しないように3~5日間隔くらいで灌水を行います。
080708bara10 その後、接ぎ芽の葉柄が10日前後くらいにポロリと落ちて、芽が伸び始めれば接ぎ木が成功ということですが、一つの接ぎ木から9日目に葉柄が落ちましたが、芽が伸び始めてくるのは発根してからということで、1ヶ月半くらい先のことになりますので、果たして成功したかどうかについては今のところ定かではありませんが、芽の部分が乾燥して枯れたような状態ではありませんので、楽しみに見守っていきたいと思っています。

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コメント

写真を撮りながら受講された方はwaka3さんだけではなかったでしょうかcamera御蔭さまで、接ぎ木の要所が分かりやすいです。ナイフにヘラが付いているのですね。舌で乾燥を防ぐとは・・・とても参考になりました。
接ぎ木成功すると思いますが、ずっと追跡されて花が咲くまでのアップを楽しみにしております。

投稿: kimama | 2008年7月 8日 (火) 22時48分

kimamaさん>
さすがに写真は私だけでしたが、皆さんは一生懸命メモをとられていましたね。
私はデジカメの他にはポケットタイプの録音機karaokeを持参で更にズルをしていました。(笑

インターネットでも芽接ぎのことを見ることは出来ますが、百聞は一見にしかずの例え通り、見るだけでなく実際に作業を経験してとても良く理解が出来ました。
前回のバラの定植もそうでしたが、特にちょっとした気遣いが成功するかどうかの鍵を握っておりますので、この勉強会はとても参考になります。
今回は私と家内で2鉢、6本を実際には私が殆ど一人で実施しましたが、芽接ぎの穂木はHT系のピース(黄色にピンクの覆輪)とマウントシャスタ(アイボリーホワイト)の2種類でしたが、マリアカラス(ピンク)と伊豆の踊り子(淡い黄色)の穂木を帰りに貰いましたので、家に帰って私の好きな「マイダスタッチ」の3種類を早速台木に接ぎ替えしてみましたが、果たしてこれは良かったのかどうか、ちょっと心配なところではあります。(笑

投稿: waka3 | 2008年7月 8日 (火) 23時20分

接ぎ木はいろいろ実績がある夫ですが、薔薇の芽接ぎは成功したことがありません。
それで興味津々なのです。奥様も楽しみが増えたことでしょうね。

投稿: kimama | 2008年7月11日 (金) 16時30分

kimamaさん>
私は挿し木は今迄に数種類やってはいましたが、接ぎ木は全く初めてのことで今のところ全くの手探り状態です。
次回ブログに掲載する時に、一つでも成功していれば良いのですが・・・。(笑

投稿: waka3 | 2008年7月12日 (土) 06時25分

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