三毛門カボチャの収穫とトマトの話題
このところマークも消えて間もなく梅雨明けを迎えるのでしょうか、今日は35℃の猛暑日となって本格的な暑い夏がやってきました。
昨年、種を差し上げたお礼として頂いた三毛門カボチャを作ってみたものの、今迄のカボチャと様子が違って収穫するタイミングが全く分からない。
三毛門カボチャより3日ほど早く着果した雪化粧カボチャ(写真左)は、蔕の部分がコルク状となって、既に1週間ほど前に収穫して、煮つけやらカボチャスープの素となっておりますが、この三毛門カボチャの収穫のポイントとなる特徴点がサッパリ解からない。
カボチャは一般的には、雪化粧でも分かるように、蔕の部分が縦にコルク状の筋が入ることが収穫の目安とされ大変解かり易いのですが、写真左は6月30日の時点のものですが、蔕の部分に一向にコルク状の縦筋などが入る気配もない。
同じ瓜科のスイカの場合では、蔓と蔕の部分にある巻き蔓(マキヅル)が茶色くなって枯れてくれば収穫の目安とされ、この他に収穫の目安としてはカボチャもスイカもほぼ40日を越す頃には収穫が可能となるようですが、この三毛門カボチャは巻き蔓も蔕のコルク状の何れも期待に応えてくれませんでした。
検索サイトで調べてみたところ、福岡県備前市の三毛門小学校の子供達が三毛門カボチャの収穫している写真が掲載されていたのをブックマークしておいたのですが、このカボチャは緑色からどうやら淡い橙色に変化していくようですが、 今日になっても蔕にはコルク状の縦筋もなく、巻き蔓もまだ完全には枯れてきておりません(写真右)が、 既に着果してから46日も経過しカボチャの表皮の色も少しずつ変化して、三毛門小学校の子供達が収穫した時の写真に良く似てきましたので、今のところ全部で4個の収穫ができそうですので、初物の収穫をしてみました。 ちなみにカボチャの直径が25cmで重さは3.7Kgありました。
更にネット検索をしてみたところ、緑色のカボチャが全く色変わりのした三毛門カボチャの写真が掲載されていましたが、詳細は書かれていませんでしたので、さて何が正解なのやら・・・。
先ずはどんな感じなのかこのカボチャを食べて様子をみることにしましょう。
7月27日 追記
三毛門カボチャについては、結果的にこの状態での収穫は早過ぎました。 特に青みが残っている部分は煮付けにした場合に苦味が感じました。
詳細については、ここをクリックしてご覧ください。
芽欠きトマト
既に中玉のスタピストマトの収穫は4~5段房となって終盤を迎えつつありますが、大玉トマトの露地ゆたかは2~4段房での連日の収穫となっていますが、途中で芽欠き忘れとなって伸びていた脇芽を少しずつ挿し木にしておいたものが、ここにきて順調に大きくなって開花し始めました。
手前が脇芽から育ってきた露地ゆたか5本とスタピストマト1本ですが、この他にも別のところでスタピストマトが5本元気に育っております。 向こう側に見えるのは大玉の露地ゆたかで、その右端の方が中玉のスタピストマトですが、このトマトが終盤を迎えるころに脇芽トマトが元気に生長してくれるとよいのですが。(笑
ポットごと植えトマト
その後のポットごと植えトマトですが、左側が通常に植えたもので右側がポットごと植えトマトの現在の状況です。 株元にはポットの縁が僅かに見えます。
微生物農薬のボトキラー水和剤やストチュウを散布しておりますので、どちらも元気に育っており、写真では草丈に差が見えますが、あまりにも草丈が伸びていくために、通常で植えたものは8段房で芯止めし、ポットごと植えの方は房間が短かったこともあって9段房で芯止めをした違いがでております。
また、写真では実付きについてはポットごと植えの方が優位に見えますが、ポットごと植えトマトは定植でのスタートが少し遅れたことと、最初に灌水での失敗があってやや立ち遅れたことが原因でしょうか、収穫が少し遅れているために数が多いように見えますが、実際には数や玉の大きさなどでの優位性もなく、現状ではこれといった差は見られないように思いました。
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コメント
いろんなカボチャの 見事な実が収穫され素晴らしいです。
2年前に農芸雑誌のページいっぱいに掲載された、waka3さんがカボチャを両手に持たれたお写真を思い出しました。
久し振りでトマトを拝見しましたが、さすがはお上手に育てておられのに感心致しました。
写真を拝見した範囲では、ポットごと植えのメリット デメリットは判りませんが、育ててみられて その辺は如何ですか?
投稿: 菜園ブログ | 2008年7月14日 (月) 23時15分
菜園ブログさん>
実はこのカボチャまだ食べてないんで、味のコメントが未だに入れられません。(笑
有難うございます。 私はそれ程畑の土壌のコンデションを管理することもなく、成り行き任せの育て方をしておりますが、トマトは今年も良い状態で育ってくれました。
ポットごと植えにつきましての感想ですが、茎が伸びていく状態や途中での芽付きや花付き等も、見る限りでは全く通常植えのものとの変化もなく、育て易さとか難さについても変わりはありませんでした。
この2つのトマトについては、終盤が近づいてきた段階で根の状態を観察してみたいと思っています。
投稿: waka3 | 2008年7月15日 (火) 12時54分
はじめまして。
見事な三毛門カボチャを拝見しました。私はこの三毛門の隣町生まれです。子供頃にはよくこのカボチャを食べました。カボチャ団子汁は有名です。
現在は太宰府天満宮の近くに住んでいます。今、三毛門カボチャの種子を探しています。
趣味は菜園やラン栽培を楽しむ73歳の青年です?。種子を分けて頂けないでしょうか?。
投稿: tenmanky | 2008年7月25日 (金) 16時15分
tenmankyさん>
当ブログにお越しいただきありがとうございます。 素人が楽しみながら家庭菜園を楽しんでおります。
豊前市には三毛門という地名もあるようですが、ブログで検索したところお隣の大分県の臼杵市でも三毛門カボチャを復活させる試みが始まったようですね。
三毛門の隣町でのお生まれとのことのようですが、日本最古に渡来したといわれるカボチャのようですので、是非お作りになってみて下さい。
今回のブログで紹介した三毛門カボチャはどうやら収穫するタイミングが早過ぎたようで、特に果皮が緑色の部分のところは苦味がありました。
ネット検索をしたのですが、どのタイミングで収穫するのが良いのか全く解かりませんでしたが、掲載されていた写真を頼りに2果目の収穫をして見ました。
これを食べてみたところで明日あたりにでもブログに記事を掲載する予定ですので、今一度ご確認ください。
種子についてはこのカボチャでもう一度採種を予定しておりますので、お手数でも私のプロフィールをクリックしますとHPがリンクしておりますので、トップページのメールをクリックして送付先をご連絡ください。
詳細はメールの方で再度ご連絡差し上げたいと思います。
投稿: waka3 | 2008年7月25日 (金) 22時09分
かぼちゃの移入はカンボジア?かな。大分県は大友宗麟がキリスト教の伝来と同時に入り、大友宗麟が普及させたとい言われます。大分県で宗麟カボチャと言いますね。三毛門村は今の豊前市の一角で私の故郷の隣です。
三毛門カボチャはよく熟れて白い粉が出てきますと収穫の時期です。
三毛門に保存会が出来ています。西洋カボチャの栽培が盛んになり交雑したものが多いですのでこれから純系選抜が大変だと思います。
このカボチャはとても甘く、煮崩れしますのでパンプキンスープに良いので欧州でも東南sジアから輸入されています。私のブログにあるのはミュンヘンの市場で見かけたのです。三毛門カボチャは東南アジアのものに日本に古くある菊座タイプと交雑したものを選抜、こてしたものでないかと推察しています。
私は鶴首カボチャは保存して、これまでに栽培を続けています。今年も10個くらいなっています。
あなたのメールアドレスが出ませんので私のブログのコメントで「内緒」にチェツクを入れて送信くださいませんか。そうしますと私とあなた以外には見れませんのでよろしく。
投稿: tenmanky | 2008年7月26日 (土) 09時48分
tenmankyさん>
このブログのカレンダーの下にプロフィールがあって、その中で私のHPをリンクさせてあったのですが、お分かりにならなかったようですね。
昨日は出掛けていましたので、ブログもアップできませんでしたが、今日のブログで最後の三毛門カボチャの記事をアップする予定です。
メールアドレスについては、tenmankyさんのブログからご連絡します。
投稿: waka3 | 2008年7月27日 (日) 09時32分