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2008年7月27日 (日)

三毛門カボチャ ~Semi Final~

梅雨明け以降一週間以上も好天気続きの猛暑が続いています。
先日のブログで着果以降46日を経過した最初の三毛門カボチャの収穫をしましたが、この時のカボチャは普通の栗カボチャのように果皮が緑色をした部分の残っている個所は苦味があってあまり美味しくありませんでした。
080723mikemon1雪化粧カボチャの収穫はほぼ終盤を迎え、ウドンコ病の罹病もあって既に葉も枯れはじめてきておりますが、三毛門カボチャは直ぐ近くにありながらウドンコ病の被害にあうこともなく元気で、いまだに蔓が伸びて葉も繁って次々に雌花、雄花が咲いています。
各蔓の第1果以降は自然交配に任せておりますが、どうやらこのカボチャは受粉を手伝わないと着果が上手く出来ないようで、少人数では多くを望みませんので最終的には5~6果程度の収穫になるだろうと思います。
080723mikemon2どうやらこのカボチャの収穫のタイミングは、白い粉のようなものが出始めて緑色から橙色に変化してくことによって熟れた状態になるということで、55日を過ぎた頃からほぼそのような状態になり始め、 巻き蔓は未だ完全に葉枯れたような状態にはなってきておりませんが、一昨日(25日)収穫をしてみました。
080527mikekado数年前に080611mikekado打木甘栗赤皮カボチャというのを作ったことがありますが、最初に着果した時点で既に080725mikemon3果皮の色は淡い橙色をしていおり、そのまま生長するにつれて赤色気味た橙色になっていったことを記憶しておりますが、この三毛門カボチャはこの様に三段階もの色の変化をしながら生長していきました。
本来の収穫のタイミングが良く分かっておりませんでしたので、こうなれば食して如何なものかを問うしかありませんので、2果目を食べてみることにしました。
080727mikekado1_2実はこのカボチャを収穫した時に感じたことですが、蔕の部分を剪定バサミで切ろうとした時に、同じような太さの枯れた枝を切るほどの硬さでしたので、少し躊躇をしながら果皮に包丁を入れたところ、前に収穫した雪化粧カボチャよりもむしろ柔らかめで果肉も瑞々しさがありましたが、蔕の部分は矢張り女性では包丁を入れられない程の硬さで途中で割れました。  この作業には充分な注意が必要です !
先ずカボチャの煮物にしてみましたが、前回の第1果目のまだ緑色が残っていた時のものとは違って、苦味は全くありませんでしたが、矢張りネットリカボチャであることはいうまでもなく、煮付けとしては私の好みとするところではなさそうです。(笑
080727mikekado3次にオーブンで焼いてみましたが、煮付けたものとは違ってこちらはとても甘味が感じられましたので、残ったものを使って家内お手製のカボチャスープと相成りましたが、先日作った雪化粧カボチャよりもスープとしては旨味が特に感じられて美味しいように思います。

スープ作成後の裏話し : 上の写真の切り口でも分かるように、このカボチャはやや収穫した時期が早過ぎたようで、果肉の果皮部分に近いところに少し緑色の部分が見えますが、どうやらこの部分には苦味成分が潜んでいるようで、煮付けて食べた時に僅かに苦味を感じました。
今回のスープには果皮は無論のこと、この緑色の部分も切って捨てたところ、全く苦味はありませんでした。  どうやら今回のカボチャも果皮の表面に僅かながら緑色の斑点が残っていたところがほぼその部分に当りますので、果皮が完全に橙色に変わって完熟するにはもう少し先だったようです。

今年のタイの長茄子

080727nasuこの猛暑の中でも、いたって元気なのがタイの長茄子。
梅雨明け以前より長いこと雨もないことから、夕方にはほぼ毎日灌水をしていましたが、茄子の太さが例年よりも心なしか細めな感じがします。  それでもタイの長茄子特有の柔らかな茄子が今年もたくさん収穫出来ております。
080726musi昨日、葉の様子がおかしいので葉の裏側を調べてみたところ、僅か3mm程度でしたが、かなりの数の虫を見つけました。
早速画像掲示板で問い合わせてみたところニジュウヤホシテントウの幼虫だということが分かりました。
まだ成虫を見かけておりませんのでどうして発生したのかが判りませんが、さっそく葉の裏側を調べて十数匹ほどの幼虫を退治しておきました。
今年は茄子の数の制限のために、早くから枝払いをしながらかなりスッキリさせており、今月中旬に下の方の枝の剪定した部分から脇芽が伸び始めてきておりますので、今年は上の方の茄子の収穫がある程度終わった頃にこの脇芽を使った世代交代を試してみる予定です。

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コメント

ニジュウヤホシテントウの幼虫がジャガイモの葉を喰い尽すんです。その後は、やはり茄子の葉につきます。
今年は、イヤ! というほど、それを潰したので、ちょっと形が似ている桑の実を食べることができませんでした
三毛門カボチャはいかにも日本在来種という感じがします。
奥様、たくさんカボチャスープを作られましたね。

投稿: kimama | 2008年7月27日 (日) 22時33分

kimamaさん>
先日の地震ではタイミングを逸しましたのでご挨拶も致しませんでしたが、何事もなかったようでなによりです。

今迄にもこの幼虫を見かけたことはありましたが、僅かでしたのであまり気にもかけることもなく、今年の他の作物でも全く見かけませんでしたが、今回は茄子の葉があちらこちらに茶色くなった部分がありましたので、確認したところかなりの数の幼虫を見つけた次第です。

三毛門カボチャのスープを今朝冷して飲みましたが、矢張りとても濃厚な味で美味しく頂きました。

投稿: waka3 | 2008年7月28日 (月) 09時22分

カボチャも、硬めに煮た後・あの例のジャガの様に、オープンにしてレンジで、チンしてみては?・・多少ホクホクにならないかしら??ホント!グリーンの形は、シンデレラ馬車ですね~・・タイの茄子の味は、国内産と味比べではいかがでした?♪しかし!長いですね~(~o~)

投稿: ai | 2008年7月30日 (水) 13時29分

aiさん>
今日も三毛門と雪化粧でカボチャスープペーストを作りましたが、同じような作り方をしてもスープにするなら三毛門ガボチャということで、家内と意見が一致しました。
雪化粧カボチャは煮付けにした時にはホクホクタイプでとても甘味があるようにも感じるのですが、スープにすると何故かは分からないのですが、かなり淡白な感じがするんですよ。

タイの長茄子は果皮も果肉もとても柔らかいんですよ。
今日の夕食では麻婆茄子として食べましたが、焼いて良し煮て良し、最近ではこの茄子以外に食べたことがないほど私は大好きです。(笑

投稿: waka3 | 2008年7月30日 (水) 21時49分

今晩は。三毛門カボチャを試食されたのですね。やはり、スープが一番でしたか。私は子供頃はどれが甘いかとよく熟れたものを探していました。
 今日は鶴首カボチャの写真を撮りました。また、下記でドイツ旅行の方のブログでカボチャのことがありました。スープやケーキで食べるようです。
 ドイツの方はよく自分でケーキを作ります。隣にアメリカ人ニューヨークタイムスの記者でしたが奥様がお茶に招待してくれますが手作りの焼菓子ですがよく出してくれました。
下記は参考に http://blogs.yahoo.co.jp/snowdrop_marie/45455879.html#45455879

投稿: tenmanky | 2008年7月31日 (木) 20時08分

tenmankyさん>
今回雪化粧カボチャとの味比べをして見ましたが、どうやら三毛門の方に軍配は上がりました。
2果目以降が次々に収穫が可能ですので、数日後に再度カボチャスープのペースト作りを予定しております。
我家ではお恥ずかしい話しケーキ作りはまったく未経験なんです。
以前に「カボチャのプリン?」は作ったことはあるのですが・・・。(笑
             ↓
http://waka3.cocolog-tnc.com/blog/2006/07/pudding_23de.html

投稿: waka3 | 2008年7月31日 (木) 22時15分

 カボチャの圃場の写真を拝見しますと、やはりかなり広い面積が必要ですね。
 カボチャスープは冷凍保存されるのでしょうか?

 タイのナガナスも、広い所で 独立していると 日当りも良く株が堂々としていますね。 相当の数のナスが取れますでしょう。

投稿: 菜園ブログ | 2008年8月 1日 (金) 23時34分

菜園ブログさん>
カボチャは節の間隔も広くその植え蔓の伸びも著しく、特にこの三毛門カボチャは病気に強く樹勢がありますので、最初に終わって早めに撤去したスクナカボチャの方まで占領していきました。
スープ用のペーストは、ビニール袋に入れて冷凍保存して、その都度牛乳で溶きながら使用しております。

長茄子は予備で植えておいたものが、そのままになっておりますのが、何といっても普通の茄子に比べて一つ当りが大きいので、かなり枝をスッキリさせてはいるのですが、少し多過ぎると言われ家内に叱られ内緒で破棄をしております。(笑

投稿: waka3 | 2008年8月 2日 (土) 11時27分

こんにちは。

 お盆は帰郷してお墓参りしましたが三毛門は通過しただけで道の駅などを産物を見ましたが三毛門カボチャは見かけませんでした。

 昨日、県内のワイン工場に友人の社長を訪問しました。彼の机にはイチゴワイン、カボチャワイン、お茶のワイン、などが並んでいました。
 ビジネスの話のあと、ワイン談義や工場の経営内容の向上などで過ごしました。
 三毛門カボチャのワインや三毛門カボチャ保存会の資料を頂きました。

投稿: tenmanky | 2008年8月23日 (土) 10時14分

tenmankyさん>
当地ではカボチャは既にどこでも終わっておりまず見かけることはなくなりましたが、何故か三毛門カボチャはいまだに樹勢がしっかりしており、今朝も雌花が咲いておりましたが、その生命力の強さには少なからず驚いております。
数えたことはありませんが、葉の陰には少なくとも5個以上のカボチャはあると思いますので、1本の苗から12~3個の収穫の見込みです。
種子の採取と乾燥は終えておりますので近々お送りいたします。

投稿: waka3 | 2008年8月23日 (土) 21時46分

今晩は。

 先日、ワイン工場にゆきました。友人が社長なのですがここで三毛門カボチャのワインを造り保存会関係で反葉しているのです。
 保存会の資料やワインを頂いてきました。資料はブログにアップしました。ワインはこれから写真を撮りアップします。でも飲まないと味はわかりませんね。
 

投稿: tenmanky | 2008年8月25日 (月) 20時39分

>反葉しているのです。>

訂正です。

販売しているのです。

投稿: tenmanky | 2008年8月25日 (月) 21時10分

tenmankyさん>
今回この三毛門カボチャを初めて作って、スープを作ってみましたが、確かに旨味のあるカボチャだと思いますので、ワインにも適しているのかもしれませんね。
来年からのスープ用にはこのカボチャに切り替えをしようと思っております。

投稿: waka3 | 2008年8月26日 (火) 23時23分

>種子の採取と乾燥は終えておりますので近々お送りいたします。>

来年はぜひ、三毛門カボチャを栽培したと考えています。よろしくお願いいたします。
 今日は、雨の中、畑にゆきました、鶴首カボチャですが18個位なっています。写真をとりましたのでブログにアップします。9月になりますと収穫できそうです。


投稿: tenmanky | 2008年8月27日 (水) 20時07分

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