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2008年2月13日 (水)

夏野菜の温床  Vol.2

温床を作ってから2日が経過しました。
080213ondoko1どの程度の醗酵が進んでいるのかの確認をしてみたところ、温床を作った時点での床の温度は12℃くらいでしたが、醗酵が僅かながらも進んできたようで22℃近くまでに上がってきていました。

080213ondoko8温床の大きさとの関係で今回は直接ポットに種を蒔かずに、発芽後に 本葉が出始めた頃にもう一度ポットに移し替えて育苗することで、普段使用している育苗トレーでもやや大きめのものを使用して、ピーマン(あきの)タイの長茄子の他に、大玉トマトのろじゆたか、中玉のスタピストマトの4品種の種蒔きをしました。
今回の育苗方法は全く初めての経験で手探り状態ですが、温床のビニールシートに20ヶ所ほどの穴を明け、堆肥作りの経験からも醗酵が進むと温度が60℃前後まで上がることから、直接育苗トレイに熱が伝わらないように無数に小さな穴のあいた水稲用の育苗トレイを乗せ、その上に種蒔きをした育苗トレイを乗せてみました。
080213ondoko3温床にセットが完了したところで、日中はこの時期でも温室の温度は30℃以上になりますので、換気のために温室の窓を少し開けておきますが、直射日光と室温で土が乾燥してしまうために、発芽までは上蓋を利用して陽射しを遮っておきました。
080213ondoko7夜間は冷え込むことから日が落ちてから上蓋をして、夜の8時過ぎになってからどのような状況になっているのか確認してみました。  外気温は2℃でしたが、温室の中の温度は全面ガラス張りということから外とあまり変わらず、僅かに4℃を少し上回ったところで、夜になると温室としての効果はせいぜい風や霜などを遮ってくれることくらいでしょうか。
080213ondoko5_2どの程度醗酵が進んできているのか、080213ondoko6 床の温度を測ってみたところ何と30℃までにあがってきておりましたので、上蓋を上の方に少しだけ隙間を残すようにして密閉せず、安心して今日の作業を終えました。


夏野菜の温床      ( 2月14日 pm9:00 追記 )  

日中は室温も上がるために乾燥を避けて日影状態にしたまま無管理状態ですが、夜間は心配なので今日も今少し前に確認してきました。  ちなみに、温室の中の温度は今日は5℃を指していました。
080214ondoko1 今日で4日目になりますが、温度計を10cm程差し込んだところでの測定ですが、昨夜は30℃程でしたが、それよりもやや上がって37℃に上がっておりました。
080214ondoko2 無論室温は下がりますので、昨日のように夜間は発泡スチロールの上蓋は被せた状態にしてありますが、温度計は水稲用の育苗トレイの上に乗せてある、種蒔きをした育苗トレイの底にある溝の間に差し込んで確認できるようにしてありますが、温度は23℃を指していました。
もう少し温度が上がるようならば、上蓋の開閉で調整をする必要もあろうかと思いますが、まあこんなところで今しばらくは様子を見ようと思います。

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コメント

やはり発酵温度はかなり上がりますね。夜間でも十分のようですね。高温すぎて焼けたり乾燥させないようにと農家も蓋を開けたり水を撒いたりして温度管理に余念がないはずです。
それにしても温かなところで過ごせる種が羨ましい。

投稿: kimama | 2008年2月14日 (木) 14時33分

 発芽するまでは温度管理が要りますが、上手く行きそうですね、良かったです。
 私のトマトは12ポットに一粒づつ播きましたが、結局10ポットが順調に子葉を開いています。

投稿: 菜園ブログ | 2008年2月14日 (木) 17時43分

色んな事に、追われて・全然!見ないで・ソ~リ~
ここも絵文字入れましたに~
しかし?何時もながら・細かい作業・感服します・・今年、aiは横からヨダレで見てます~もう!皆さん>春のスタンバイ開始ですね!中々、暖かくならないですが・・春は近いでしょう・・20日(水曜日)頃、温度が上昇するようですね・・マメ、木枯らしに頑張ってるよ~

投稿: ai | 2008年2月14日 (木) 19時12分

kimamaさん>
特に東北、北陸の日本海側と北海道では雪は多いようですが、本当に暖かいのは有り難いことだと思っております。
温床そのものが小さいことから、醗酵温度がどこまで上がるのか分かりませんが、どうも通常よりはやや低いのではと思っております。  しかし現状で結構良い按配ですので、1週間~10日くらいで発芽してくれると万万歳なのですが・・・。(笑

投稿: waka3 | 2008年2月14日 (木) 21時16分

菜園ブログさん>
温度管理は参考にさせて頂いておりますが、問題なのは昨年とは違って順調に発芽してくれることを願うばかりですが、取りあえず今のところは順調なようです。
トレイの一桝の中には発芽して本葉が出始めた頃にポットに移植するつもりで、ピーマンとナスは2粒でトマトは3粒の種を蒔いてあります。
いずれも一昨年の採取した種ですので、発芽率はやや心配ですが・・・。

投稿: waka3 | 2008年2月14日 (木) 21時24分

aiさん>
この絵文字アイコンも、もう少し気の利いたものがあると良いのですが、これでは携帯電話よりも劣りますね。

取りあえず種蒔きは今回のものだけは何とか済ませましたが、これ以外の夏野菜の種蒔きは3月に入ってからボツボツとやろうと思っています。  春はもう目の前までやってきましたね。

投稿: waka3 | 2008年2月14日 (木) 21時37分

追記:
 堆肥の写真を拝見しますと、非常にいい状態で醗酵が進んでいるようですね。これで4日目ですか? 発酵菌のコロニーが表面に見える様です、これから ぐんぐんと温度が上がるでしょうね。

 私は 東急ハンズで2本100円の長さ10センチ程のミニ温度計を買ってきて、ポットの土に7〜8ミリ差し込んで そこの土温度を監視しています。ご参考まで。

投稿: 菜園ブログ | 2008年2月16日 (土) 18時09分

菜園ブログさん>
いつもながら適切なアドバイスをありがとうございます。

短時間で良い具合に温度上昇をしておりましたが、矢張り温床が小さいことで若干の無理があるのでしょうか、その後夜間でのチェックをしたところ、2日続きで35℃以上には上がらず、温度上昇が停滞気味となってきましたので、以前使用して残っていた「石灰窒素」を僅かですが混入してみました。

投稿: waka3 | 2008年2月17日 (日) 13時52分

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