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2006年9月11日 (月)

野草料理と万葉の森散策

昨日の天気予報では、今週はどうやら雨の日が続くということなので、雨になる前に春には野草料理を食べに出掛けたことのある「つみくさ」というお店に、この時期にはどのようなものが出されるのか出掛けてみた。
060910tumikusa1お店は、家から小一時間程の山間のいなさ自然休養村というところにあって、玄関先では今が満開の萩の花が出迎えてくれました。
060910tumikusa2 この時期であろうかあまりお客さんの数も多くなく、座敷部屋に案内されてからほどなくして野草料理が運ばれてきて、早速ご主人から今日の献立の内容の説明がされました。
今回の野草の天婦羅(上左)は、蕗の葉、ヨモギ、黄花コスモス、ユキノシタ、ヨメナ(嫁菜)、イタドリ、葛の芽の7種類で、その他にはヨモギ入りの素麺(上右)、ヨモギの胡麻和えとキャラブキ(中央上)、スイバの酢味噌和え(その下)、蒟蒻とゼンマイの煮付け(下左)、紫蘇の葉と大根に梅味噌(下右)等などで、ご飯には紫米が加えられていました。
春の野草に比べ、秋の野草はそれほどに香味は感じられませんでしたが、大変美味しくいただきました。

出掛ける前に、この時期にみられる草花はなんだろうと、秋の七草で検索をしたところ、万葉集 巻八の一五三七、八にある、山上臣憶良が詠んだ歌が目に入りました。

  秋の野に  咲きたる花を  および(指)折り  かき数ふれば  七種の花

  萩の花  尾花 葛花  なでしこの花 をみなへし  また 藤袴 あさがほの花

実は、お恥ずかしい話ながら万葉集などとは今迄に全くの無縁でありましたので、もう少し調べたところこの浜松に万葉の森公園のあることを知りました。
この万葉の森公園は14年前に開園されたとのことで、昨年の合併で現在は浜松市となりましたが、お隣りの旧浜北市の小高い森の中にありました。
平城宮の築地塀を模して造られたという門をくぐると、とても気持ちが安らぐような曲水庭園が目の前に広がり、先ず最初に万葉資料館を覗いてみました。
日曜日とはいえ、ここも人出はあまりなく、館内に入ると公園管理をされている方が、館内の展示物をもとにとても詳しく約30分ほども説明していただきました。
公園の中には万葉四季の花園があり、ここには万葉植物約300種類もが万葉の森を創出し、折々の季節に訪れれば目を楽しませてくれることこの上なく、散策としても快適な公園となっていました。
今回、この公園の中で秋の七草を全て確認することが出来ましたが、残念ながら花については萩の他に女郎花(おみなえし)以外は目にすることは出来ませんでした。
ところで、「尾花」はススキ、「あさがほ」とは桔梗だったのですね。(恥
060910manyounomori1 萩のトンネルとその前の黄色に見えるのが女郎花(おみなえし)

060910manyounomori2これは古代米(黒米?)ですが、万葉植物には夫々に説明板が取り付けられており、現代名と万葉名が併記されており、その横には代表的な歌が書かれていました。
060910manyounomori3 この10月28、29日には万葉祭りが開催されるということで、万葉人が天平の昔に雅やかに催した曲水の宴を万葉衣装を身につけ古式ゆかしく再現する他、数々の催しが予定されていますので、是非出掛けてみたいと思っています。

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コメント

こんぱんは、
野草の料理は健康的で美味しそうですね。
ところで、私達も一度、万葉の森公園に行ったことがありますが、水琴窟の音色が心地よく感じられ、何回も水を落としてみました。また、予約制で古代食が食べられるようでしたが、今でも食べられるようになっていましたか。私達は突然行ったので食べれませんでしたが(笑。

投稿: 野良日記の野良先生 | 2006年9月11日 (月) 21時19分

食欲の秋を先取りされて、一皿一皿が凝った「野草料理」を召し上がられたのですね。また「万葉の森公園」は日曜日にかかわらず空いていた様ですね、夏休みあけのこの時期は穴時?なのかも知れません。

投稿: 菜園ブログ | 2006年9月11日 (月) 22時03分

とても贅沢な食事と時間を過ごされましたね~
秋の七草は大体、敷地内に見ることができます。

投稿: いわての佐藤 | 2006年9月11日 (月) 22時48分

野良先生>
初めてのことで全く何の知識もないまま出掛け、ゆっくりと館内で説明を聞いた後に万葉植物を見て廻り、最後に曲水庭園をゆっくり散策してきたのですが、水琴窟については知らぬまま帰ってきてしまいました。
次の機会には是非訪れたいと思っております。
万葉亭を覗いてみましたが、2時過ぎでしたのでひっそりとしておりましたが、今でも古代食は予約制のみでやっていました。

投稿: waka3 | 2006年9月12日 (火) 08時27分

菜園ブログさん>
万葉祭りでは相当な賑わいを見せるようですが、普段ですとそれほど多くの賑わいはないようです。
曲水庭園は大変風情がありましたが、万葉四季の園は一つの品種を群生させるほどに育ててはおらず、限られた場所で多くの品種が育てられていることから、見せる場というより学ぶ所いった感じでしたので、この様なことが影響しているのかもしれませんね。

投稿: waka3 | 2006年9月12日 (火) 08時40分

いわての佐藤さん>
このシーズンでは、以前に菊芋の花が天婦羅で膳に出された時期に出掛けたことがありましたが、お値段もとてもリーズナブルで、その季節折々に出される野草を楽しみに出掛けております。
どうもフジバカマの花は見た記憶がありませんので、もう少しして花が咲き始める頃にどこかに探して出掛けてこようと思っています。

投稿: waka3 | 2006年9月12日 (火) 09時03分

野草料理と万葉の森散策、素敵な所ですね。
画像も拡大致しまして見させて頂きました。
「趣味の種採り人」でムックに載られるのですか!
本屋さんで求められるようなので楽しみです(*^^)v

投稿: temari | 2006年9月12日 (火) 13時52分

temariさん>
万葉に関する施設は日本でもそれほど多くないようですが、大変興味深いものに接することが出来ました。
そのうちに今度はゆっくりと訊ねたいと思っております。
趣味の種採り人なんて言うほどの、格好の良いものではなく、ただの趣味が講じただけのものなんですが・・・。(笑

投稿: waka3 | 2006年9月12日 (火) 22時52分

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