オンシツコナジラミ
今日も相変わらずのカンカン照りが続いており、カリフラワーとキャベツを定植してから今日で4日目になりますが、どうやら灌水チューブでの水遣りが功を奏したようで、しっかりと活着したようです。
ところで育苗していた時に気になっていましたが、本葉が出始めた頃から僅か1mm程度の白いものが葉の表面に見られ、そっと手を近づけるとパッと飛び立ちました。
この虫が定植し終えたものからも矢張り見受けられます。
これは、オンシツコナジラミという小さな蛾のようですが、今のところはそれほど数も多くありませんが、多発すると幼虫の排泄物の上に すす病が発生して葉や果実が黒くなったり、アブラムシ同様にウイルス病を媒介することもあるようです。
早速虫眼鏡を持参して定植した葉の裏を良く観察してみたところ、肉眼では良く解かりませんでしたが、卵やゆっくり動き回る幼虫を幾つか見つけました。
右上が卵で中央が幼虫、卵の下に見えるのが排泄物のようです。
取りあえずは、定植した本数はそれほどでもありませんので、一枚一枚の葉を虫眼鏡で確認すると、間違いなく葉の裏側にだけ寄生していましたので、丁寧に葉の裏側を指で擦って、卵や幼虫を炎天下の下で約30分ほどかけて、汗びっしょりになって終えました。
終わってから、いつも実施しているストチュウを以前に菜園ブログさんがアルコール成分は私の量よりもかなり濃い目に使われているということでしたので、酢酸成分とアルコール成分を何時もより濃い目にし、更にニンニク汁を作って忌避効果がどの程度現れるのか解かりませんが、これらを混ぜ合わせたストチュウを作って散布しておきました。
さて、これで効果が現れてくれると良いのですが、如何なものでしょうか。(笑
「美味しい野菜づくり」というムック
ムックとは造語でMOOK、雑誌(MAGAZINE)+書籍(BOOK)が合体してできた言葉だそうだが、今回学研のナチュラルライフ出版事業部から発刊される「美味しい野菜づくりという」ムックの発刊に先立って、この本が送られてきました。
というのも、この7月初めに学研から連絡があって、「家庭菜園は収穫だけが目的ではなくて、もっと気楽に楽しもう」という企画でこのムックを発刊したいということで、私の場合には種の採取をそのテーマとしたいという話でした。
今年は長梅雨で、作物の出来もあまり良くなかったのですが、7月の中旬にカメラマン同行での取材があって、8月のお盆過ぎに取材内容を基に学研側で作成して頂いた記事の校正も終わりました。
最初は「”種”ブリーダー」という、恐れ多くも素人の私には到底似つかないタイトルでしたので、丁重にお断りをして「趣味の種採り人」ということにさせて頂きましたが、A4サイズの見開き2ページの片面には記事を、もう一方が写真といった、あまりにも見開きページに掲載していただくにはお恥ずかしく乏しい内容でしたが、送られてきた本を見たところ、内容は兎も角その出来上がりには痛く感激をしております。
以前にも菜園王、自給自足(いずれも昨年)等にも掲載していただいたことはありますが、私にとってはまたまた良い記念となりました。
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コメント
こんばんは、
昨日は、大切なカリフラワーとキャベツの苗を頂戴しまして、誠にありがとうございました。早速、昨日の夕方に定植しました。
ところで、ムック「美味しい野菜作り」の創刊号が、いよいよ出版されるとのこと、おめでとうございます。是非、購読させていただきたいと思い、その日を楽しみにしています。
投稿: 野良日記の野良先生 | 2006年9月 9日 (土) 19時18分
野良先生>
こちらこそこちらまで出向いて頂いた上に、丹精されたさつま芋まで頂戴して大変ありがとうございました。
ところで本の方ですが、土作りのガイドブックが綴じ込みになっていて、あまり芳しくない思いあたる節も出てきたりして、比較的参考になりましたが、この種の本としてはチョットお値段が高いのかなという気がしました。
それにしても、自分の写真があまりにも大きく掲載されていてこっ恥ずかしい限りです。
投稿: waka3 | 2006年9月 9日 (土) 20時53分
ムックはいろいろな分野で見かけたような気がしますが・・・「美味しい野菜作り」の創刊号ですね。楽しみに拝見します。
そちらは、まだ随分暑いようですが、汗しながらの細かい虫退治にも頭が下がります。
投稿: いわての佐藤 | 2006年9月 9日 (土) 22時26分
オンシツコナジラミ、やっかいなものに来訪されましたですね。オンシツコナジラミに対するストウチュウの経験はありませんが、アブラムシには増加を抑制する効果はあるようです。
waka3さんの記事が掲載されている「美味しい野菜作り」は存じませんでした。是非拝見して購入したいと思いますが、ちょっと大きな本屋さんに行けば手に入るのでしょうか?
投稿: 菜園ブログ | 2006年9月 9日 (土) 22時41分
ほ~ これまた素晴しい本に収まったようですね!
本屋さんに行ってみて見ましょう。
いろいろな意欲的に挑戦するwaka3ならではのお話ですね。
投稿: osuzu | 2006年9月10日 (日) 07時09分
これは面白そうなムックですね。
そちらは残暑もありそうですが、北海道も暖かい日が続いていますよ。今日も27度ほどまで上がり雨の予想ですが、おかげ様で今日も水を撒く作業から開放されます。そういえばこの1週間ほどホースに触っていないような…(笑)
投稿: cityde2 | 2006年9月10日 (日) 08時22分
いわての佐藤さん>
osuzuさん>
まさか見開きページに掲載されるとは思わず軽請け合いしてまいましたが、それでも掲載された3人のうちの最後でしたので多少は救われましたが・・・。(汗
今日も朝から既に30℃、暑い真夏日になりそうです。
投稿: waka3 | 2006年9月10日 (日) 08時54分
菜園ブログさん>
以前に茄子にストチュウを掛けた時に何が良かったのかは分かりませんが、ニンニク液を作って入れたところ葉の裏側からかなりのアブラムシが見えなくなりましたので、今回はご指摘のアルコール成分を増やしてやってみました。
今朝確認したところでは、死滅したわけではないと思いますが、葉から飛び立つものは極僅かと激減しておりましたが、モジョモジョと動く卵から付加したと思われる幼虫が残っていました。
昨日の経験から、葉の表側に親指、裏側を人差し指と中指にして、今度は10分程度で擦るようにしながら、もう一度丹念に卵と幼虫を退治?しておきました。
過去にもオンシツコナジラミは見かけたことはありましたが、大きな被害になったことはありませんでしたので、今回もそんなことを願うばかりです。
今回発刊されたムックは、ブログでも触れましたようなコンセプトで製作されたもので、まだ本屋さんには行っておりませんが、一般の書店でも取り扱われるようです。
投稿: waka3 | 2006年9月10日 (日) 09時14分
cityde2さん>
ここ最近、雨の予報も出ることはあって、稀に夜半にかけて僅かに雨が降ったこともあるのですが、朝になると太陽が顔をだして日中は真夏日といった具合で、地温が蒸しかえるような暑さとなり、かえって幼苗にはありがたくない状況となってしまいます。
水曜日辺りから雨のようですが、はてさてどんなものでしょうか?
投稿: waka3 | 2006年9月10日 (日) 09時31分